映画「アイアムアヒーロー」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と考察や感想

映画「アイアムアヒーロー」は、人気コミック原作のパニックアクション!

そこで今回の記事では、映画「アイアムアヒーロー」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と考察や感想を紹介します。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

目次

映画「アイアムアヒーロー」解説

謎の感染によって人類が次々に「ZQN(ゾキュン)」へ変化する中、漫画家アシスタント・英雄は、恋人の感染という悲劇を経験する。

その後、標高の高い場所では感染しないという情報を得た彼は、富士山へ向かい、女子高生の比呂美や元看護師の藪と出会う。

キャスト

  • 鈴木英雄:大泉洋
  • 早狩比呂美:有村架純
  • 藪/小田つぐみ:長澤まさみ
  • 伊浦:吉沢悠
  • サンゴ:岡田義徳
  • てっこ(黒川徹子):片瀬那奈
  • 中田コロリ:片桐仁
  • 松尾:マキタスポーツ
  • 三谷:塚地武雅
  • 千倉:風間トオル
  • アベサン:徳井優
  • タクシーの運転手:村松利史
  • みーちゃん:栗田恵美

スタッフ

  • 監督:佐藤信介
  • 原作:花沢健吾
  • 音楽:ニマ・ファクララ
  • 脚本:野木亜紀子
  • 製作:市川南

映画「アイアムアヒーロー」ネタバレ・あらすじ

映画「アイアムアヒーロー」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

人間ではなく

鈴木英雄は、漫画家のアシスタントをしている冴えない男です。

若い頃に大賞に応募した漫画が佳作を受賞したものの、その後は何度も原稿を持ち込んでは持ち帰る日々を送っています。

同棲している彼女のテッコは、生活の安定を望み、英雄に漫画家の夢を諦めるよう諭します。

現実を見ない英雄とテッコは喧嘩し、英雄は家を追い出されてしまいました。

しばらく経ち、テッコに謝って家に入れてもらおうとする英雄。

しかし、テッコは人間とは思えない動きで英雄に襲いかかり、揉み合いの末に絶命してしまいます。

ZQN

テッコを殺してしまった英雄は、家を飛び出しました。

仕事場に戻った英雄でしたが、同じアシスタントである三谷が血まみれで彼を迎えます。

驚愕する英雄の前で、三谷は漫画家の頭を鈍器で殴り続けます。

そして英雄は、日本にZQN(ゾキュン)=ゾンビが発生しパニックになっていること、ゾキュンは頭を潰さない限り死なないこと、噛まれると感染してしまうことを知ります。

英雄の仕事場にいた人間もゾキュンと化してしまい、三谷が殺したと言います。

街を脱出

しかし、そんな三谷も戦いの中でゾキュンに感染していたことがわかります。

「俺はゾキュンにはならない」と、三谷は英雄の前で自ら首を切り絶命します。

仕事場を飛び出た英雄は、趣味で使っていたクレー射撃用の銃を手に街を逃げ惑います。

街中では、何も知らない人々が瞬く間にゾキュンに襲われて感染し、地獄のような光景が広がっていました。

ゾキュンたちに追いかけられながらも英雄はタクシーを捕まえ、そこで出会った女子高生とスーツの男と共に、ゾキュンが増え続ける街を脱出します。

富士山を目指す

タクシーに乗り込み高速を走っていた時、急にスーツの男の容体がおかしくなり始めます。

ゾキュンに感染していた男は走り続ける車内で暴れ始め、揉み合いの末に車から突き落とされますが、次に運転手がゾキュンと化してしまいます。

意味不明な言葉を発しながら車のスピードを上げる運転手。

車を降りることができない英雄と女子高生を乗せて分離帯に突っ込み、タクシーは派手に横転します。

運良くことなきを得た英雄と女子高生=比呂美は、富士山の上は安全だというネット上の情報を頼りに、富士山を目指すことにしました。

アウトレットモール

その道中で、比呂美もゾキュンに噛まれていたことがわかります。

赤ん坊に噛まれたためか時間が経っても発症していなかった比呂美ですが、徐々に変化が現れ、自分を置いて逃げるよう英雄に警告します。

比呂美を置いて逃げた英雄は別のゾキュンと鉢合わせ、絶体絶命の危機に陥りますが、ゾキュンと化したはずの比呂美が英雄を助け、襲ってきたゾキュンを凄まじい力でねじ伏せます。

ぼんやりとし言葉を話さなくなった比呂美は、それでも英雄についてきました。

人間なのかゾキュンなのか判別がつかない比呂美を連れた英雄は、大きなアウトレットモールにたどり着きます。

リーダーの伊浦

アウトレットモールには多くのゾキュンがうろついていましたが、建物の屋上では避難した人間たちが集団生活を続けていました。

英雄は看護師の藪や物資の管理係をしているアベたちと知り合います。

アベはモールの屋上からゾキュンの群れを英雄に見せ、彼らが生きていた当時の行動を繰り返しているのだと言いました。

そして、モールを徘徊するゾキュンの中にはアベの妻もいることを知ります。

英雄はモールを仕切っているリーダー的存在の伊浦と対面します。

新しい支配者

見かけは優しい伊浦でしたが、実際はモールの人々を支配し、独裁的に牛耳っている男でした。

伊浦は英雄にモールの食料庫から物資を取ってくる計画に参加するよう言い、英雄の持つ銃を気に入った伊浦は、比呂美の正体を暴いて英雄を取り押さえ、銃を奪います。

比呂美は頭を撃たれ、英雄もひどい暴行を受けます。

銃を手に入れた伊浦でしたが、彼に従っていたサンゴという男が銃を奪い、伊浦を脅して新しい支配者に成り代わります。

地下駐車場

サンゴがリーダーとなったまま、英雄たちは食料庫へ向かいます。

地下駐車場から繋がる食料庫へ行くにはゾキュンたちの目を掻い潜らなければなりません。

サンゴは英雄や伊浦、アベたちを盾にしながら食料庫へ進みますが、その途中で伊浦が姿をくらまします。

食料庫にたどり着いたサンゴたちでしたが、急に大音量で音楽が流れ始め、音に気付いたゾキュンたちが駐車場に押し寄せてきます。

死に物狂いの決戦

絶体絶命の状況の中で仲間が次々に喰われていきますが、英雄はロッカーに身を潜めます。

一方、藪をはじめとした女性たちのいた屋上にもゾキュンが入り込み、瞬く間にほとんどの人間がゾキュンに殺されます。

比呂美を連れ命からがら逃げ出した藪は無線機で必死に助けを求め、その声をロッカーの中にいた英雄が偶然聞きます。

恐怖でロッカーから出ることができない英雄でしたが、藪の言葉を聞き、ついに一人で戦うことを決意します。

英雄は藪やアベ、サンゴと合流し、奪われていた銃を手に駐車場に殺到するゾキュンたちと死に物狂いの決戦に挑みます。

戦いの中でサンゴやアベが命を落とし、辛くも英雄はゾキュンの大群を殲滅します。

藪と比呂美を連れ、藪の車で脱出を図ります。

そんな三人の前に姿をくらましていた伊浦が現れます。

伊浦はサンゴたちを殺すため駐車場でわざとはぐれ、放送室に籠城していました。

しかし、籠城していた伊浦もまたゾキュンに襲われていたようです。

藪と英雄は伊浦を殺し、比呂美を連れて誰もいなくなったモールから脱出します。

そして、富士山へ向けて走り出しました。

映画「アイアムアヒーロー」ラストシーンの意味と考察や感想

鈴木英雄は物語の最初では冴えない漫画家のアシスタントとして描かれていましたが、ゾンビの脅威に立ち向かう中で次第に自信と勇気を身につけていきます。

ラストシーンでゾンビたちと戦い、仲間を守る姿は、彼が真の「ヒーロー」として覚醒したことを象徴しています。

モールから脱出し、富士山を目指すという結末は、生存への希望を描いています。

絶望的な状況の中でも、生き延びることを諦めずに未来を見据える姿勢が示されています。

この希望は、観客に対しても困難な状況でも希望を持ち続けることの重要性を伝えています。

英雄と藪、比呂美との関係もラストシーンでクライマックスを迎えます。

彼らの間には信頼と絆が生まれ、共に困難を乗り越えることで強い結びつきが生まれました。

この人間関係の変化も物語の重要なテーマの一つです。

伊浦がゾンビに襲われたことで、ゾンビの脅威が依然として続いていることが強調されます。

完全な安全地帯は存在せず、常にゾンビの危険が付きまとう世界で生き抜く覚悟が必要であることが示唆されています。

感想

映画「アイアムアヒーロー」は、ゾンビ映画としての恐怖とスリルを提供しつつも、主人公の成長や人間ドラマを描くことで深みを持たせています。

特にラストシーンは、英雄の成長と覚醒、仲間との絆、生存への希望を見事にまとめており、観客に強い印象を残します。

ゾンビという非現実的な存在を通じて、人間の強さや弱さ、希望と絶望を描くこの作品は、単なるホラー映画を超えた魅力を持っています。

鈴木英雄のキャラクターアークがしっかりと描かれており、彼の成長を見守ることで観客も共感と感動を覚えます。

ラストシーンでの彼の行動は、彼自身の成長だけでなく、困難な状況に立ち向かう勇気を持つことが大切だと伝わりました。

映画「アイアムアヒーロー」面白いポイント

面白いポイント1:主人公の「平凡さ」がもたらすリアル感

鈴木英雄は名前とは裏腹に、どこにでもいるような冴えない中年男性。
しかし、この平凡な主人公が非日常に巻き込まれることで、観客は「自分だったらどうするか?」と真剣に考えざるを得なくなります。
特に、英雄が弱さを抱えながらも少しずつ変わっていく姿には、多くの人が共感を覚えるでしょう。

面白いポイント2:ゾンビ(ZQN)のユニークな設定

ZQNは単なる感染者ではなく、元の性格や習慣が行動に残るという特徴を持っています。
この設定が生み出すシーンの数々は、恐怖だけでなく時折コミカルな面も感じさせます。
例えば、体育会系のゾンビが走り続けたり、カップルのゾンビが一緒に行動する様子など、斬新なアイデアが光ります。

面白いポイント3:緻密なアクションシーン

映画のハイライトは間違いなく、英雄がショットガンを手に立ち向かうシーンです。
限られた弾丸をどう使うか、どのタイミングで撃つかという緊張感がたまりません。
特にラストのZQNたちとの戦いは、観る者の手に汗を握らせる迫力があります。

面白いポイント4:社会風刺的な要素

「アイアムアヒーロー」には、ゾンビ映画特有の社会風刺が随所に盛り込まれています。
ZQNたちの行動や、生存者たちが繰り広げる権力争いなど、現代社会の縮図としてのメッセージ性が強く感じられます。
こうした要素が映画に深みを与えています。

面白いポイント5:予想を裏切るクライマックス

映画の終盤では、観客の予想を覆すような展開が待ち受けています。
特に英雄が最後に見せる行動は、単なる自己防衛を超えた「ヒーロー」としての覚悟が垣間見え、強い感動を呼び起こします。

映画「アイアムアヒーロー」口コミ

正直、ただのゾンビ映画だと思って観始めましたが、その奥深さに驚かされました。特にZQNの設定がユニークで、ただ怖いだけでなく興味深い存在でした。アクションシーンも非常に緊張感があり、最後まで飽きずに楽しめました!

普段ホラー映画は苦手なんですが、この映画はただ怖いだけじゃなく、人間ドラマとしてもすごく面白かったです。主人公の成長や人間関係がしっかり描かれているので、ホラーが苦手な人にもおすすめできます!

原作ファンとしては、映画がどれくらい再現できているのか気になっていましたが、想像以上に忠実でした!特にZQNのビジュアルや、英雄の葛藤が見事に表現されていて感動しました。原作ファンも納得の出来だと思います。

ホラー映画って男性向けのイメージが強いですが、意外と女性も楽しめる内容でした。主人公がどんどん成長していく姿には思わず涙が出る場面もありましたし、ラストには感動しました。

映画を観た後、いろいろなメッセージ性に気づかされました。特に、ゾンビを通して描かれる現代社会の風刺が鋭くて面白いです。一度観ただけでは分からない深みがあるので、リピート鑑賞したくなる作品ですね。

まとめ


今回の記事では、映画「アイアムアヒーロー」ネタバレを解説しました。

映画「アイアムアヒーロー」は、人気コミック原作のパニックアクション!

それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^

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