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「ある閉ざされた雪の山荘で」のあらすじやネタばれを含んだ感想などを紹介

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東野圭吾氏による『ある閉ざされた雪の山荘で』は、山荘での人の行き交いが途絶え、一人ずつ姿を消していくという典型的なシチュエーションを逆手に取った作品です。

物語を進めるうちに、それが芝居なのか、それとも殺人事件なのかが分からず、煮えきらない展開に読者は振り回され、複雑に編み込まれたトリックには驚嘆させられます。

この作品は、2024年1月12日に重岡大毅さんが主演の映画化もされました。

今回は、『ある閉ざされた雪の山荘で』のあらすじからネタバレを含んだ感想までをご紹介いたしますので、是非最後までご覧ください。

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「ある閉ざされた雪の山荘」でのあらすじ

劇団「水滸」の次回作のオーディションに合格した男女7人は、演出家である東郷陣平の指示に従い、乗鞍高原のペンションでの合宿に集まった。

東郷からの手紙には、合宿の内容として吹雪に閉ざされた山荘で発生する殺人を舞台にすること、そして口外や欠席があればオーディションの合格が無効になるという厳格な注意が記されていた。

合宿が始まると、連絡が絶たれた山荘での殺人事件の設定の中で、一人のメンバーが行方不明になり、現場には殺害された状況を説明するメッセージが残されていた。

不可解で極めてリアルな状況に直面し、参加者たちは「これは本当に芝居なのか?それとも本当の殺人事件なのか?」と疑念を抱くようになっていく。

果たして、この出来事は舞台の一環なのか?7人が集められた目的は何なのか?

 

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「ある閉ざされた雪の山荘」のネタバレを含んだ感想

出典:ある閉ざされた雪の山荘で公式>>

“ミステリーの典型的な手法であるクローズド・サークルが展開されるお話ですが、雪が降らず電話も通じる状況ながらも、外部との連絡が途絶えてしまうという設定があります。

最初はメンバーの失踪にあまり緊迫感を感じませんでしたが、徐々に不可解な点が増え、一体これが芝居の稽古なのか、それとも実際の事件なのか、登場人物も読者も混乱します。

古典的な手法を思わせつつ、三重構造(殺人劇の演習→本物の殺人事件?→最終的にはやはり演習だった)というトリックが巧妙に組み込まれ、最後には動機の切なさが明らかにされます。

魅力的な登場人物も登場し、狭い倉庫での麻倉の執念や、役者としてではなく刑事としての洞察力を見せる久我には驚かされます(笑)。

複雑な構造ではありましたが、東野圭吾氏ならではのスムーズな展開で、種明かしまで読者は引き込まれます。

結末はあまりにもピースがうまく嵌り過ぎている感じもありますが、30年前の作品とは思えない新鮮さを感じさせる作品でした。”

 

“1992年に刊行された東野圭吾の同名原作をもとに、実写映画が制作されました。

初期の若々しい作風で、本格ミステリ志向の東野圭吾には大いに感銘を受けていた。

チラシや予告において、「ミステリー」ではなく「サスペンス・エンターテイメント」という定義がなされている点が少々不満です。

劇中で登場するアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』のようなクローズドサークルでの本格ミステリを期待して観ると、予想と異なる展開になることがあります。

小説版とは異なる箇所もあり、映像化によってのみ可能なシーンも存在します。

芝居の嗅覚が鋭い人は、比較的早い段階で大仕掛けに気づくかもしれません。

全てを知った上で再度映画を観ると、軽い設定や演技、用意された小道具、セリフなど、劇中に散りばめられた「違和感」に気づけるでしょう。

ミステリ映画において、観客はいわゆる「神の視点」を持ちます。

この作品は、その視点を活用した四重構造を採用し、独創性を感じました。

劇団水滸の次回作主演のオーディションを題材にした、仮想のクローズドサークルという発想は斬新で素晴らしいです。

ただし、動機やディテールにはツッコミどころも多いです。

最大の問題は、キャストが入れ替わっても成り立つことです。

岡山天音と森川葵以外のキャストは、個性がほとんどないため、誰が演じても同じように成り立つという点です。”

 

“総じて興味深い作品でした。

物語の終盤まで、持続する違和感が印象的でした。

ただ、もう少し時代に即した要素が盛り込まれていると良かったと感じました。

特に、犯人(正確には黒幕)の犯行動機については、少しピンと来ない部分がありました。

なぜなら、すでに僕らはドラマ「グリー」のアーティや仮面女子の猪狩ともかといった人物を知っているからです。

これが物語に没入できなかった一因となりました。”

 

“非常に奥深かったです!

原作は未読で、初めて観たときは気づかなかった点が、2回目の鑑賞で浮かび上がり、久我の第三者感覚を含む役者たちの演技が、「ああ、だからそういうことだったのね!」と非常に納得できました。

ハラハラ感やサスペンスを期待して観に行った人には、多少物足りなさを感じるかもしれませんが、裏に潜む人間ドラマには最終的に感動させられ、実はこの話、もしかしてあの人とあの人が2人で考えたものなのかな?とか、更にその奥にある裏の裏を考え出すと、深みがすごいです。

ネタバレなしで説明するのが難しいですが、シンプルに受け取って感想を述べている人もいる一方で、あの演技もお芝居だから…と言えばいいのかな?と笑える部分もあります。

とにかく、観た後も裏設定を考えるのが楽しい映画でした。

原作も読んでみようと思います。”

 

“微妙かなー。特に、重岡が劇団員ではなく外部からのオーディション生として呼ばれている理由があまり理解できないような説明不足の箇所が多く、物語に入り込みづらい感じがあります。

前提となるオーディションの場面でも、もう少し演技力の魅せ合いが欲しかったです。

俳優という職業に焦点を当てているので、もっとその魅力を引き立ててほしかったです。

被害者役と実行犯が文字通り死ぬ気で演じていたというのは後から分かるのですが、それでは何のためにオーディションに来たのかが引っかかります。

俳優がついた小さな嘘が不幸な事故を引き起こし、殺害動機に繋がるというのは面白い発想ですが、あれだけで3人も殺そうとするのはやりすぎではないでしょうか。

最終的にハッピーエンドに終わったのは、この映画に関しては良かったと思います。”

 

“物語は劇団員たちが特定の役を演じ、演技力を競うもので、これに若手俳優たちが挑戦。実際の若手俳優たちが劇団員たちを演じる構造により、まさに演技の饗宴が展開されます。

ストーリーは複数の層にわたり、各層ごとに登場人物たちは異なる立ち位置に配置されます。

これにより、観客は異なる視点からの演技を楽しむことができます。

現在活躍中の俳優陣がどれほどの演技力を持っているかが主要な評価基準であるならば、その力を謎解きから切り離して、ネタバレを先に見てから映画を観ることで、より適切な評価が可能だと思います。”

 

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まとめ

出典:ある閉ざされた雪の山荘で公式>>

以上、「ある閉ざされた雪の山荘で」のあらすじやネタばれを含んだ感想などを紹介しました。

今回の感想は賛否両論が分かれていることが多いことがわかりました。「興味深い作品」「30年前のものとは思えない作品」などと賞賛する声がある一方、「ツッコミどころが多い」「微妙だった」などという辛口な声も見られます。

人それぞれ好みがありますが、少なくても視聴者には強く印象を残した作品なのは間違い無いでしょう。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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