映画「カリートの道」は、「スカーフェイス」のデ・パルマとパチーノが再タッグ。
宿命に抗い、楽園への脱出を夢見るが…。
デ・パルマ＆パチーノの哀切なギャング映画
仁義を貫かんとして血塗られた宿命に墜ちゆく男の哀愁が、デ・パルマらしい流麗な映像で描かれ、心に染みます。
そこで今回の記事では、映画「カリートの道」ネタバレ・あらすじ！ラストシーンの意味と伏線を考察します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「カリートの道」解説
投獄されていた麻薬王カリートは、親友の弁護士デイヴィッドの尽力で出所。
かつての恋人ゲイルとよりを戻し、バハマのパラダイス島でレンタカー店を営むという夢を叶えるため堅気の日々を送る。
そんな中、恩あるデイヴィッドがカリートに危険な依頼を…。
キャスト
- カリート：アル・パチーノ
- クレインフェルド：ショーン・ペン
- ゲイル：ペネロープ・アン・ミラー
- ベニー・ブランコ：ジョン・レグイザモ
- ステフィー：イングリッド・ロジャース
- パチャンガ：ルイス・ガスマン
スタッフ
- 監督：ブライアン・デ・パルマ
- 原作：エドウィン・トレス
- 音楽：パトリック・ドイル
- 脚本：デヴィッド・コープ
映画「カリートの道」ネタバレ・あらすじ
映画「カリートの道」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
出所
元麻薬王カリート・ブリガンテは、30年の実刑判決を受け服役していたが、親友の弁護士デヴィッド・クラインフェルドの尽力により5年で出所できることになった。
カリートは裏社会の大物だったが、この世界に絶望し、南国バハマでレンタカー屋を営み静かに暮らしたいという夢を抱いていた。
顔なじみのパチャンガを用心棒として雇い、クラインフェルドに紹介されたナイトクラブの経営という不本意な仕事をしてカリートは金を貯める。
カリートはかつての恋人ゲイルと再会し、彼女に謝罪する。
優秀な弁護士
クラインフェルドは優秀な弁護士だったが、裏社会の人間の弁護をするうちにコカイン中毒になってしまう。
カリートはゲイルが働く店を訪れ、彼女の夢が挫折していることを知る。
カリートの店で、クラインフェルドが女性とトラブルを起こすが、カリートは自分の衰えを悟る。
クラインフェルドからマフィアのボスの脱獄を手伝ってくれるよう頼まれたカリートは、恩を返すために申し出を受ける。
カリートはもう一歩踏み込むことができずにいたゲイルのアパートを訪ね、ついに彼女とよりを戻す。
ゲイルのためにも早くこの場所を離れたいと願っていた。
しかし、クラインフェルドとの約束を果たすため、ゲイルの制止を振り切り、マフィアのボスの脱獄を手伝うことに出かける。
嫌な予感がしていたが、案の定クラインフェルドはボスとその息子を残忍に殺害してしまい、カリートは憤怒する。
ボスとその息子を殺害した結果
ボスとその息子を殺害した結果がどうなるか、カリートはよく理解していた。
クラインフェルドは襲撃され負傷し、カリートも身の危険が迫っていた。
検察からクラインフェルドの裏切りを知らされ、司法取引に応じるよう説得されるカリート。
追い詰められたカリートは、その夜のうちにゲイルと彼女のお腹の子を連れてバハマへ逃げることを決意し、急いで準備をする。
ケジメとしてクラインフェルドのもとへ行き、そこへ殺し屋が来ることを予測し、彼の銃から弾を抜いておく。
予想通り、クラインフェルドは銃で身を守ることができず、殺し屋に撃たれてしまう。
金を持ち、ゲイルの待つグランド・セントラル駅へ急ぐカリート。
しかし、マフィアの追手が迫っており、駅で激しい銃撃戦が始まる。
やっとゲイルのいるホームにたどり着き、列車に乗ろうとするその時、カリートはベニーの銃弾に倒れる。
ゲイルに金を渡し、お腹の子と一緒にこの街を出るよう告げるカリート。
病院へ運ばれる途中、南国で幸せそうに踊るゲイルと子どもたちの幻を見ながら、カリートは息を引き取るのだった。
映画「カリートの道」ラストシーンの意味と伏線を考察
『カリートの道』のラストシーンは、物語全体のテーマや主人公の成長、そして彼の運命を象徴的に表現しています。
ここでは、その意味といくつかの伏線に焦点を当てて考察します。
カリートは物語の始まりから終わりまで、自らの過去や価値観に向き合い、成長しています。
彼は最終的には、愛する人々のために自己犠牲を払う覚悟を持ちます。
ラストシーンでのカリートの死は、彼が自分の選択に責任を持ち、愛する人々の安全を優先する決断を下したことを示しています。
カリートがマフィアの脱獄計画に巻き込まれる過程で、彼は過去の行動の結果に直面します。
彼がクラインフェルドを助けることで、自らの運命が変わり、最終的には彼が予期しなかった危険に直面することになります。
この展開は、過去の選択が未来の結末にどのように影響するかを示す重要な伏線です。
カリートとゲイルの関係は物語全体にわたって重要なテーマとなっています。
カリートは最後に、ゲイルと彼女の子供たちの未来のために、自分の命を犠牲にします。
この犠牲は、愛と犠牲のテーマを強調し、カリートが愛する人々のために全力を尽くすことを示しています。
また、物語のラストシーンでは、カリートの死が運命の必然性を示しています。
彼の過去の行動や現在の状況が、彼を最終的な結末へと導いていることが明らかになります。
これは物語全体で示された運命や宿命のテーマと整合しています。
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まとめ
今回の記事では、映画「カリートの道」ネタバレを解説しました。
映画「カリートの道」は、「スカーフェイス」のデ・パルマとパチーノが再タッグ。
宿命に抗い、楽園への脱出を夢見るが…。
デ・パルマ＆パチーノの哀切なギャング映画
仁義を貫かんとして血塗られた宿命に墜ちゆく男の哀愁が、デ・パルマらしい流麗な映像で描かれ、心に染みます。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました＾＾
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