映画「CUBE2」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味の考察と感想

映画「CUBE2」は、CUBEの存在の秘密が明かされる!?カルト的人気を誇るサバイバルスリラーの続編です。

立方体からの脱出劇という設定は前作から引き継ぎつつ、より残酷になったトラップが待ち構える!

CUBEと兵器メーカーの関係性にも触れられ、最後まで目が離せません!

そこで今回の記事では、映画「CUBE2」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味の考察と感想を紹介します。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

目次

映画「CUBE2」解説

心理療法医のケイトが目覚めると、そこは冷たく光る立方体「CUBE」の中だった。

CUBEを囲む6面の壁にはそれぞれドアがあり、別の部屋へと続いている。

ほかの部屋へ移ったケイトは、サイモン、サーシャ、ジェリーらと出会い、CUBEからの脱出を試みるが…。

キャスト

  • サイモン:ジェラント・ウィン・デイヴィス
  • ケイト:カリ・マチェット
  • ジェリー:ニール・クローン
  • マックス:マシュー・ファーガソン
  • ペイリー夫人:バーバラ・ゴードン
  • ジュリア:リンゼイ・コネル
  • サーシャ:グレース・リン・カン
  • マグワイア大佐:ブルース・グレイ

スタッフ

  • 監督:アンジェイ・セクラ
  • 原作:ショーン・フッド
  • 音楽:ノーマン・オレンスタイン

映画「CUBE2」ネタバレ・あらすじ

映画「CUBE2」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

立方体の部屋

中年男性が立方体の部屋で目を覚まします。

片脚を怪我している彼は、焦って「数字はどこだ!?」と叫びながらハッチに触れますが、数字を見つけられません。

アタッシュケースの中身も無くなっていることに気づき、絶望して「畜生……あいつら!」と呪いの言葉を吐きます。

別の部屋

別の部屋で心理カウンセラーのケイトが目を覚まします。

見知らぬ場所で、隣の部屋に移動すると倒れているスーツ姿の男性、サイモンに襲われます。

サイモンはナイフを突きつけ、ケイトに敵意がないか確かめているのです。

ケイトが部屋を移動していくと、「お願い来ないで」という弱々しい声が聞こえ、ハッチを抜けると部屋の片隅で座り込むサングラスをかけた女性、サーシャを見つけます。

サーシャは目が見えないが、頭はまともだと答えます。

そこへ気さくな中年男性、ジェリーが現れ、ようやく誰かと出会えたと喜びます。

ジェリーはハッチに数字を書き始め、部屋が移動しているような気がすると言います。

隣の部屋

部屋の天井から奇妙な音が響き、怯えるサーシャを連れて別の部屋に移動します。

隣の部屋では、首を吊っている男性とそれを支えている男性がいます。

首を吊っているのは初めのアタッシュケースの男性、マグワイアでした。

サイモンも合流し、一同で彼を助けます。

マグワイアは国防省の軍人で、拷問の痕跡があり、手の平にはタバコの跡が残っています。

マックスという茶髪の青年は、2年前にペンタゴンのコンピューターにハッキングした友人が服役中で、その関係でマグワイアがペンタゴン関係者だと見抜きます。

突然、部屋のハッチが開き、中年女性のペイリーが現れます。

彼女は認知症を患っており、ここをスポーツジムと勘違いしています。

自己紹介

誰一人としてここにいる理由を知りません。

ジェリーが部屋の規則性について話し始めた矢先、閃光が走り、一同は驚愕します。

サーシャは聴覚に優れており、「背筋が凍るような音がする」と恐れます。

サイモンは拷問されたマグワイアに「どうしたらここから出られる?」と詰め寄りますが、マグワイアは、暗号が解ければ、と答えます。

部屋に異変が起こり、壁が波打ち始め、透明の人型シルエットが浮かび上がります。

異常事態に逃げようとする一同ですが、マグワイアは手錠をして動けず、最後まで彼を助けようとしますが、結局間に合わず、マグワイアは壁に飲み込まれてしまいます。

テセラクト

一同は迫り来る壁から逃れながら、ジェリーは部屋に数字を書きながら進みます。

サイモンは「関係者はマグワイアだけだったのに……」と嘆きますが、ジェリーは、この場所のドアのタッチセンサーを作成したと告白します。

サイモンは怒りながら建物の目的について問い詰めると、ジェリーは「量子のテレポーテーションだ」と話しますが、他のメンバーは信じられません。

その時、認知症の老女ペイリーが「あらぁ、驚いた。テセラクトじゃない。ねえ、綺麗でしょう」と言い出します。

ジェリーが反応し、「これはこの角度から見るとテセラクト、つまり四次元の立方体です!」と叫びますが、他のメンバーには理解できません。

ジェリーは「テセラクトとはハイパーキューブのことで、四次元の立方体なんです。同じ部屋が何度も現れたり、壁が迫って来たりするのは空間移動のせいだ」と説明しますが、実在しない理論上のものであると言います。

量子のカオス

マックスは「僕らはみんなテレビか何かの撮影でゲームに参加させられてるんじゃないのか?」と持論を述べますが、一同は脱出のために地図を作ることにします。

天井を見上げると「60659」という数字が書かれており、ジェリーはそれを知らないと言います。

次の部屋に移動すると、赤いドレスを着た妖艶な女性、ジュリアが倒れています。

マックスが彼女に近づくと、部屋の重力が変わり落ちそうになりますが、何とか接触します。

一同はそれぞれの記憶を話し始めますが、共通点は見つかりません。

ジュリアはサンタモニカで試写会後のパーティーに参加しており、誘拐されたのではと推測します。

ジュリアの腕時計と同じ時計が発見され、サイモンは疑いの目を向けます。

ペイリーが隣の部屋で死体を発見します。

身体には数式が刻まれて、ペイリーは彼をローゼンズワーグ博士と認識し、彼の研究分野が「量子のカオス」であることを明かします。

アレックス・トラクス

ペイリーは突然「アイゾン、どこに行ったの!」と徘徊し始め、ケイトが尋ねると、アイゾンは彼女の愛犬だと言います。

ケイトは「アイゾン・リサーチ」という兵器メーカーの名前を思い出し、ペイリーの前職がその会社の研究員だったことを突き止めます。

ペイリーはスキッピー・リサーチ機関で働いていたと話し、死んだ博士とも友人関係にあったことが判明します。

ペイリーに仕事内容を深く問いただすと、彼女は記憶が混濁し、「アレックス・トラクスの考え方は非人道的です!」と興奮して語り始めます。

その名を聞いた一同は絶望的な表情を浮かべます。

アレックス・トラクスとは正体不明の天才ハッカーで、生死も不明、もし彼が作った迷宮なら脱出は不可能だという。

しかしアレックスは架空の人物だとする声もあります。

ペイリーは「世の中には理論上にとどめておくべきものがあるわ!」と叫びます。

病院に入院してる?

サイモンが「心理学者なら彼女の心境を説明してくれ」とケイトに諭すと、ケイトは「昔の友人の死体を見て過去の記憶が刺激されたんだと思う」と答えます。

ペイリーがこの施設の制作に関わっていた可能性が見えてきます。

ペイリーが愛犬の名を呼びながら扉を開くと、もう一人のペイリーが助けを求めている姿が現れます。

突然、サイモンが現れ「この女の言うことを信じるな!」と叫んだ直後に首が吹き飛び、扉が閉まります。

混乱する一同にジェリーが「ここは多次元の量子空間ならば、いくつもの平行した現実が存在する」と必死に説明しますが、サイモンは「全てジェリーの罠じゃないのか」と主張します。

サイモンは「俺たちはみんな麻薬を注射されて病院に入院してるんだ」と言い、一同を脅します。

どうしようもなく恐ろしい

移動中、ケイトがハッカーのアレックスについて尋ねると、マックスは「彼はコンピュータウイルスで東京の株式市場を混乱させたり、アメリカの軍事予算に抗議してハッキングをし、空軍機を落としたとも言われている」と伝説を語ります。

平行世界についての話も上がりますが、ここにいる限り常識は通用しないという結論に至ります。

一同が仮眠中、サイモンはジェリーに「2人だけの秘密にしてほしい」と事情を打ち明けます。

実はサイモンは私立探偵で、1人の女性を探していました。

女性の名はベッキー、アイゾン社に勤めていたのです。

サーシャが何かを感じ取りケイトを起こします。

ケイトが起き上がると、宙に四角い透明な何かが現れます。

それは徐々に形を変え、四角い立方体へと変化していきます。

ケイトはそれを出口だと考えますが、サーシャは「どうしようもなく恐ろしい」と感じ取ります。

ペイリーが「数学的にみると完璧よ」と好奇心旺盛に触れようとすると、ジェリーが慌てて止めます。

すると四角形は鋭い棘を帯びた物体に変貌し、攻撃してきます。

ジェリーはペイリーを庇い、その物体に飲み込まれて死亡してしまいます。

ケイトはサーシャのために危険な中へ戻り、物体は動くものに反応していることを発見します。

ケイトはサーシャにじっとしているように言い、立方体は自然消滅します。

ジェリーの死を悲しみながらも、二人は先へ進むことにします。

満足そうな顔

サイモンはナイフを抜き、ペイリーに向けて脅し、ペイリーを縛り付けます。

仲間たちが止めるのも聞かず、サイモンは尋問を続けますが、壁から鋭利な石柱が現れ始め、サイモンはペイリーを刺してしまいます。

混乱の中、サイモンは孤立し、一方でジュリアとマックスは部屋によって時間の速さが変わる「可変タイムスピード空間」にいることに気づきます。

マックスはジュリアに、自分のゲームアイデアがサイバー社に盗まれたと語り、そのサイバー社の親会社がアイゾンだと聞かされます。

ジュリアはアイゾンの弁護士だったのです。

サイモンは別の平行世界から来たジュリーを見つけ、彼を殺して満足そうな顔を浮かべます。

その後も、次々と犠牲者を襲うサイモンは完全に狂人と化しています。

60659

ケイトとサーシャは出口を探し続け、「60659」の数字の意味を考えますが、結局解明できず、平行世界で餓死した自分たちの遺体を見つけます。

サーシャはケイトに、自分が伝説のハッカー、アレックス・トラスクだと告白します。

アレックスはハッピーエンドはなく、すべてが崩壊すると言いますが、ケイトは諦めず出口を探し続けます。

サイモンはアレックスを人質にしてケイトを脅しますが、ケイトはサイモンを倒し、キューブが崩壊する中で辛くも脱出します。

気が付けば水の溢れる床に倒れていたケイトは何者かによって保護されます。

第二段階は終了

実はケイトはアイゾンの組織側の人間であり、アレックス・トラスクのメモリーチップを回収するために派遣されていたのです。

彼女は任務を果たし、将軍にメモリーチップを渡しますが、直後に機密保持のためにあっさりと銃殺されます。

電話で「第二段階は終了しました」と報告すると、将軍と兵士たちが再び動き出し、物語は謎を残したまま終了します。

映画「CUBE2」ラストシーンの意味の考察と感想

ラストシーンで明かされるのは、ケイトがアイゾン社のエージェントであったことです。

彼女の任務は、アレックス・トラスクが持つメモリーチップを回収することでした。

このメモリーチップには、おそらく重要な情報や技術が記録されており、アイゾン社はその情報を得るためにケイトを送り込んだのです。

ケイトがチップを回収した後に殺されるシーンは、アイゾン社が任務完了後のエージェントを口封じする冷酷な組織であることを示しています。

これにより、アイゾン社の非人道的な性格が強調され、物語全体に企業の陰謀や倫理の欠如が深く関わっていることが明らかになります。

ハイパーキューブの中で時間や空間が歪んでいる現象は、アレックス・トラスクの技術が関与している可能性が高いです。

彼女がハイパーキューブの制御不能を認めることで、ハイパーキューブ自体が何らかの実験装置であり、平行世界や時間の歪みなど、通常の物理法則を超えた現象は、アイゾン社がハイパーキューブを利用して何かしらの研究や実験を行っているようです。

これが映画全体のSF的な要素を強化しています。

サイモンの狂気と暴力は、ハイパーキューブが人間の精神に与える影響を象徴しています。

閉じ込められた環境と絶え間ない恐怖が、彼の理性を崩壊させました。

サイモンのキャラクターを通じて、極限状態における人間の本性や倫理が問われています。

彼の暴力的な行動は、サバイバルのためにどこまで人間が残酷になれるかを描いています。

感想

映画全体を通して、ハイパーキューブの中での緊張感と恐怖が巧妙に描かれています。

空間や時間が歪むことで、観客は常に不安定な感覚を持ち続け、次に何が起こるかわからない予測不可能な状況が続きます。

特に、時間の速さが異なる部屋や平行世界が交差するシーンは、視覚的にもストーリー的にも興味深く、SF要素が強く印象に残ります。

また、各キャラクターが持つ背景や秘密が徐々に明らかになることで、物語に深みが増しています。

特にケイトの正体やサイモンの狂気、アレックスの正体など、キャラクターの複雑さが物語をより魅力的にしています。

最後に明かされるケイトの正体や彼女の死は、大きな衝撃を与えます。

そして、物語の終わり方は、すべての謎が解決するわけではなく、むしろ多くの疑問が残りました!

映画「CUBE2」面白いポイント

面白いポイント1:進化した「CUBE」の世界観

「CUBE2」では、物理法則を無視した異次元空間という新しい舞台が登場。
前作とは異なる「四次元的」空間の謎に挑むキャラクターたちは、観る者の好奇心をかき立てます。
重力が歪む部屋や時間が逆行するトラップなど、想像を超えた演出が見どころです。

面白いポイント2:複雑化する謎解き要素

物語の核心を成すのが、部屋の連結に隠された数学的なパズル。
単なる脱出劇ではなく、観客も一緒に謎を解く楽しさがあります。
特に、キャラクターたちが自らの過去をヒントに生死を賭けた選択を迫られるシーンは圧巻です。

面白いポイント3:人間ドラマの深み

極限状態における人間関係の変化が丁寧に描かれており、単なるスリラー以上の感動を与えます。
あるキャラクターが裏切りに走る瞬間や、予想外の犠牲がもたらす悲劇は、観る者に強い衝撃を与えます。

面白いポイント4:驚愕のラストシーン

映画の結末は予想外であり、観客を驚かせる仕掛けが満載です。
全てのピースが揃ったとき、作品全体のテーマが浮き彫りになる瞬間は圧巻。
もう一度観返したくなる構成も魅力の一つです。

面白いポイント5:視覚効果と音響の迫力

未来的な映像美や緊張感を煽る音響効果が、観客を「CUBE」の世界に引き込む要素となっています。空間の変化が物語のキーとなるため、細部まで作り込まれた演出は見逃せません。

映画「CUBE2」口コミ口コミ1:スリル満点で最高のエンタメ!

「CUBE2」を観た感想は、ただ一言「ハラハラドキドキが止まらない!」です。トラップや空間の仕掛けがどれも緻密で、観ている間中ずっと緊張感がありました。終盤のどんでん返しには本当に驚かされました。

前作も観ていましたが、「CUBE2」は映像が格段に進化していて驚きました。特に空間が動き出すシーンは圧巻!音響も素晴らしく、映画館で観る価値がある作品です。

極限状態に追い詰められた人間の葛藤がリアルで、単なるスリラー映画以上の深みを感じました。「自分だったらどうする?」と考えながら観ていたので、終わった後も余韻が残っています。

数学的な謎やトリックが盛り込まれていて、観るだけでなく「考える」楽しさがあります。答えが分かった瞬間の爽快感と、次の謎への緊張感がクセになりそうです。

何気なく観始めたのですが、いつの間にか引き込まれていました。ラストの展開には驚かされましたし、観終わった後もしばらく考えさせられました。こういう映画、もっと増えてほしいです。

まとめ


今回の記事では、映画「CUBE2」」ネタバレを解説しました。

映画「CUBE2」は、CUBEの存在の秘密が明かされる!?カルト的人気を誇るサバイバルスリラーの続編です。

立方体からの脱出劇という設定は前作から引き継ぎつつ、より残酷になったトラップが待ち構える!

CUBEと兵器メーカーの関係性にも触れられ、最後まで目が離せません!

それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次