東野圭吾原作、誰が宿泊客で誰が犯人なのか!?
究極のだましあいから目が離せなくなる。
さまざまな職業を演じてきた木村拓哉が初の刑事役に挑み、長澤まさみと初共演。
そこで今回の記事では、映画「マスカレード・ホテル」ネタバレ・考察!ラストに繋がる伏線について紹介します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
映画「マスカレード・ホテル」解説
都内で起こった3件の殺人事件。
全ての事件現場に残された不可解な数字の羅列から、事件は予告連続殺人として捜査が開始された。
警視庁捜査一課の新田浩介はホテル・コルテシア東京が4番目の犯行場所であることを突き止め、警察は潜入捜査を決断するが…。
キャスト
- 新田浩介:木村拓哉
- 山岸尚美:長澤まさみ
- 能勢:小日向文世
- 本宮:梶原善
- 関根:泉澤祐希
- 久我:東根作寿英
- 川本:石川恋
- 綾部貴彦:濱田岳
- 高山佳子:前田敦子
- 大野浩一:笹野高史
- 古橋:髙嶋政宏
- 安野絵里子:菜々緒
- 館林光弘:宇梶剛士
- 森川寛子:橋本マナミ
- 政治評論家:田口浩正
- 女装した男:勝地涼
- 栗原健治:生瀬勝久
- 片桐瑶子 :松たか子
- 杉下:五刀剛
- 町田:松川尚瑠輝
- 渡辺紀之:植木祥平
- 松岡高志:水間ロン
- 岡部哲晴:平山祐介
- 古橋の愛人:青山めぐ
- 館林の愛人:伊藤優衣
- 仁科理恵:太田美恵
- 野口史子:千咲としえ
- 畑中和之:白畑真逸
- 大竹:明石家さんま(友情出演)
- 田倉:鶴見辰吾
- 尾崎:篠井英介
- 藤木:石橋凌
- 稲垣:渡部篤郎
スタッフ
- 監督:鈴木雅之
- 原作:東野圭吾
- 音楽:佐藤直紀
- 脚本:岡田道尚
映画「マスカレード・ホテル」ネタバレ・考察
映画「マスカレード・ホテル」についてネタバレを含んだあらすじを紹介します。
東京での連続殺人事件の捜査で、警察は次なる標的を高級ホテル「ホテルコルテシア東京」に絞り、新田浩介ら刑事が潜入捜査を開始することになりました。ホテル内では、新田がフロントスタッフとして配置され、山岸尚美という優秀な従業員が彼の教育・補佐を担当することになりました。
山岸は以前、客の綾部貴彦からのクレームを巧みに処理した経験を持ち、クールで冷静な対応が持ち味です。一方の新田は不愛想で短気な性格であり、最初は山岸の指導を受けることに戸惑いを覚えます。
やがて、ホテル内での出来事を通じて新田と山岸は次第に対立するようになります。客の不正を見抜いたり、事件の手がかりを見つけたりする新田に対し、山岸はホテルのポリシーを重んじ、接客を優先する姿勢を示します。
特に、客の古橋がチェックアウト時にバスローブを盗んだと見られる状況で、新田は事件の匂いを感じ取ります。しかし、山岸は新田の行動に疑問を抱き、ホテルスタッフとしての信念と捜査の方針がぶつかり合うことになります。
ホテルに訪れた視覚障害者の片桐遥子が、スタッフの目を通じて物事を感じ取るという特性を持っています。新田は彼女の行動に不審を抱き、片桐が手袋をつけていることや、杖の感触に関する不自然さに気付きます。しかし、山岸は片桐がホテルのルールに従っており、何ら問題がないと主張します。
その後、片桐は部屋に幽霊のような存在を感じ、別の部屋への移動を要求します。山岸は丁寧に対応し、彼女の要望に応えます。チェックアウト時には、片桐が実は目が見えることを告げ、そして彼女の訪れが霊感のある夫のための下見であることを明かします。山岸の丁寧な対応に感謝し、彼女はホテルを去ります。
一方、新田は元相棒の能勢との再会を果たし、能勢から事件の新たな情報を得ます。能勢は岡部哲晴殺人事件の容疑者である岡部が不倫関係にあったことを明かし、捜査のため部屋を後にします。この出来事から、新田は犯人が宿泊客だけでなく、ホテルの従業員も狙っている可能性に気づきます。
新田は山岸を屋上に呼び出し、極秘情報を告げ始めました。岡部、野口史子、畑中和之という3人の被害者がいずれも異なる手口で殺害されましたが、現場には暗号らしき数字が残されていたことが共通点でした。その数字を解読すると、次の犯行場所は「ホテルコルテシア東京」であることが判明しました。
新田は犯人が宿泊客だけでなく従業員も狙っている可能性や、犯行には客室が利用される可能性、そして犯人がホテル内に自由に出入りできる従業員の存在を指摘しました。山岸は内部の人間が犯行に関与している可能性を否定し、協力を拒絶します。しかし、新田は山岸に情報を提供することで内部の人間まで監視してもらう計画を立てていました。
新田は宿泊客の栗原健治に応対することになりました。栗原は特に新田を指名して荷物を運ばせ、部屋の交換を要求しましたが、最終的には元の部屋に戻りました。新田は栗原に何か見覚えがありました。栗原は荷物のパソコンのデータが消えていたことに不満を示し、新田に30分ごとに連絡するよう命じて外出しました。
新田の作業を手伝った山岸は、自身がこのホテルに就職した経緯を語りました。大学受験の際に大事なお守りを忘れてしまい、ホテルマンが受験会場まで届けてくれたことで感銘を受け、このホテルで働くことを決意したというエピソードを披露しました。
また、山岸は客の安野絵里子からストーカーの写真を見せられ、ホテルに来たら追い返すよう頼まれますが、山岸は断ります。警察に写真を提供し、経験を新田に語りました。
ある女性が宿泊客の男性の部屋番号を知りたいと要求しました。山岸は客のプライバシーを守るために、男性は宿泊していないと偽りましたが、女性は執拗に追求しました。山岸は客が部屋をキャンセルしたと嘘をつき、女性は諦めて立ち去りました。
その後、ホテルに舘林が宿泊し、山岸はうっかり絵里子に舘林の部屋番号を教えてしまいました。山岸は絵里子に部屋から出ないよう指示していましたが、絵里子は舘林の部屋に向かいました。山岸は監視カメラで絵里子の行動を確認し、絵里子が舘林の妻であることが判明しました。舘林が愛人と浮気している現場を押さえようとしていたのです。絵里子は舘林に離婚届を突き付けて去り、山岸は自分のミスを反省しました。
栗原は実は新田が高校生だった頃の英語の教育実習生であり、新田から英語の発音を指摘されて以来、教職を諦めていたことが判明しました。新田の正体を知らないまま、栗原はリベンジのために無理難題を押し付けたことを認め、ホテルを去りました。
新田が山岸に尋ねた栗原の行動の理由について、山岸はホテルの通話回路網の構造を説明しました。外部からの電話では部屋番号が分からないため、栗原が新田に30分ごとに電話するよう指示したのです。
新田は能勢に、岡部のアリバイを崩す可能性があると説明しました。岡部の同僚である手嶋は犯行時刻に本多から電話を受けており、その様子を目撃した井上の証言があることから、手嶋のアリバイが怪しいと推理しました。
新田の推理が的中し、手嶋と井上は岡部殺害容疑で逮捕されました。手嶋のパソコンからは闇サイトとの繋がりが見つかり、一連の事件の犯人が連携していたことが判明しました。
対策本部は闇サイトを仕切る人物が次の犯行に及ぶ可能性があることを懸念し、ホテルには伏せることを決定しましたが、新田はホテルに情報を提供すべきだと主張しました。一方、山岸は新田の話を上司に伝え、従業員が犯人に狙われている可能性も考慮しました。
高山佳子が打ち合わせに訪れ、山岸が友人からのプレゼントとして渡したワインに異変を感じた新田は、デパートの宅配シールと注射針の跡を発見しました。高山はストーカー被害に悩まされており、警察は彼女が次の犯行の標的になる可能性が高いと判断しました。
翌日の高山の挙式は万全の警備態勢で臨むことになり、能勢は山岸に、新田の才能を生かせていないと指摘しました。山岸は新田に情報を提供した理由を問われ、「今はあなたが新田の相棒だから」と答えました。
一方、新田はフロント業務のため警備から外されて不満を感じながらも、チェックインした森川寛子を不審に感じました。その男性は政治評論家であり、森川との密会のために変装していたのです。山岸は新田に、密会の手口はさまざまだと教えました。
新田と能勢は一連の事件を整理し、第1の事件の犯人は被害者の同僚と不倫相手であり、第2の事件の容疑者は被害者の夫であった。しかし、第3の事件についてはまだ容疑者が特定されていない。新田は黒幕には殺したい人間が2人いることに気付き、1つの事件を他の3つと関連付けてもう1つの犯行を隠蔽する可能性を推理した。
山岸はすぐに公表すべきだと主張するが、新田は明日の結婚式まで待ってほしいと頼み、山岸も了承する。山岸はホテルに来る人はみな客という”仮面”を被っており、その仮面を外してはいけないと述べ、もし何かあればホテルを辞めると言い出す。新田もその時は自分も刑事を辞めると告げた。
翌日、高山の挙式当日。能勢は1ヶ月前に発生した別の未解決殺人事件を洗い直し、被害者の松岡高志の死体から注射痕が見つかり、殺害に使われた薬物が高山宛のワインに混入されていたものと同じであることに気付いた。松岡は約1年前にこのホテルに泊まっており、名古屋の劇団員だった。
高山の挙式披露宴が始まり、新田と山岸は女装した男が披露宴会場に向かっていることに気付く。警備の刑事が男を取り押さえるが、男は手紙を高山に渡すよう依頼されただけだと主張する。手紙には暗号の数字が書かれていた。
能勢は劇団のポスターの画像を送り、そこには松岡が所属していた劇団の仲間である片桐の姿があった。片桐は再びホテルを訪れ、山岸に夫が来れなくなったと伝え、山岸が部屋に入ったところで拘束された。片桐の正体は長倉麻貴であり、山岸が1年前に追い返した客だったのだ。
長倉は、松岡の子を妊娠していたが、山岸に追い返され、その後流産してしまったことから彼を恨み、松岡を殺害しようと決意した。彼女は闇サイトの黒幕でもあり、4件の時限現場に暗号を残したのも彼女であった。そして、高山のストーカーも長倉がでっち上げたものだった。
長倉は部屋を5つ取り、新田が1部屋ずつ確認しながら山岸を探し回ったが、長倉は山岸を風呂場に隠していた。しかし、新田が部屋に戻ると長倉を逮捕し、山岸を助け出した。新田は机の文鎮がずれていることに気づき、出たフリをしていたのだ。
その後、他の事件の犯人も逮捕され、事件は解決した。藤木は新田に山岸を救ってくれたことを感謝し、新田はホテルに一礼して元の日常に戻った。
後日、藤木は新田と能勢を最上階のレストランに招待した。藤木と能勢は新田と山岸を二人きりにして食事には参加せず、新田と山岸は楽しいひとときを過ごした。新田は再び宿泊客として訪れたいと語り、二人は絆を深めた。
映画「マスカレード・ホテル」!ラストに繋がる伏線
物語の結末に繋がるいくつかの伏線があります。
- 山岸の過去: 山岸が大学受験の際にホテルのホスピタリティに感銘を受け、その経験からホテルで働くことを決意した過去があります。この過去は彼のモチベーションや行動原理を理解する上で重要であり、彼が事件解決に向けて奮闘する姿勢につながります。
- 山岸と新田の関係性: 新田と山岸は最初は対立することが多かったが、徐々に信頼関係を築き始めます。特に新田が山岸を救う場面では、彼らの絆が強調されます。これは物語の結末において、二人が共に立ち向かう重要な要素となります。
- 闇サイトの存在: 闇サイトが事件の背後に関与していることが示唆されます。この要素は物語の結末に向けての重要な伏線であり、事件の真相を解明する上で中心的な役割を果たします。
- 新田の推理能力: 新田が事件の解決に向けて的確な推理を行う姿は、彼の刑事としての能力を象徴しています。彼の洞察力と推理力は、物語の結末において重要な役割を果たし、事件の解決に貢献します。
これらの要素は、物語の結末に向けて展開される重要な伏線として機能し、読者や視聴者に物語のクライマックスに向けての興味を高めます。
まとめ
今回の記事では、映画「マスカレード・ホテル」」ネタバレを解説しました。
映画「マスカレード・ホテル」は、
東野圭吾原作、誰が宿泊客で誰が犯人なのか!?
究極のだましあいから目が離せなくなる。
さまざまな職業を演じてきた木村拓哉が初の刑事役に挑み、長澤まさみと初共演。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^
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