映画『隣の影』は、些細な隣人トラブルが壮絶な惨劇へと発展する不条理サスペンス作品です。
2017年にアイスランド、デンマーク、ポーランド、ドイツの共同製作で公開され、北欧のテラスハウスを舞台にしたブラックコメディ要素のある物語です。
そこで今回の記事では、映画「隣の影」ネタバレ・あらすじ!考察や感想を紹介します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「隣の影」解説
映画『隣の影』(原題:Undir trénu)は、2017年にアイスランド、デンマーク、ポーランド、ドイツの共同製作で公開された不条理サスペンス映画です。
北欧の静かな住宅街を舞台に、隣人同士の些細なトラブルが次第に暴力的で悲劇的な結果へと発展する物語を描いています。
作品にはブラックコメディの要素が含まれており、人間関係の複雑さや感情のエスカレーションをテーマにしています。
監督はハーフシュテイン・グンナル・シーグルズソンで、長編映画2作目となる本作は、アイスランドのアカデミー賞とも呼ばれるエッダ賞で高く評価され、作品賞や監督賞などを受賞しました。
主演のステインソウル・フロアル・ステインソウルソンやエッダ・ビヨルグヴィンズドッテルらが出演し、北欧らしい冷たくもシニカルな雰囲気が漂います。
- アトリ役:ステインソウル・フロアル・ステインソウルソン
主人公であり、妻アグネスと不和になり実家に戻る男性。 - インガ役:エッダ・ビヨルグヴィンズドッテル
アトリの母。隣人とのトラブルをエスカレートさせる。 - バルドウィン役:シグルヅル・シグルヨンソン
アトリの父で、インガとともに隣人との対立に巻き込まれる。 - コンラウズ役:ソルステイン・バフマン
隣人。庭の木を巡ってバルドウィン家と激しく対立する。 - エイビョルグ役:セルマ・ビヨルンズドッテル
コンラウズの妻。健康に気を使い、庭の木を問題視する。 - アグネス役:ラウラ・ヨハナ・ヨンズドッテル
アトリの妻で、夫と離婚を考えている。
映画「隣の影」ネタバレ・あらすじ
映画「隣の影」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
アトリの家庭問題
映画は、アイスランドの短い夏が訪れる頃から始まります。
主人公アトリは妻アグネスと娘と共に暮らしていましたが、夫婦関係は冷え切っていました。
アトリは過去の恋人とのプライベートな動画を見ていたところをアグネスに見つかり、浮気を疑われて家を追い出されます。
アトリは、娘に会いたい一心で何度もアグネスに接触を試みますが、アグネスは警察を呼び、離婚と親権を巡って法的な争いが始まります。
隣人同士の対立
アトリは家を追い出された後、実家で両親と暮らすことになります。
アトリの両親であるバルドウィンとインガは、隣のコンラウズ夫妻と庭にある大木を巡って対立していました。
コンラウズ夫妻は、その大木が家に影を落とし、日光浴ができなくなることに不満を抱いていましたが、インガとバルドウィンは木を切り倒すことを拒否していました。
隣人関係は冷え切っており、インガはたびたびコンラウズ夫妻に嫌がらせを行います。
例えば、エイビョルグが日光浴を楽しんでいる時にわざと芝刈りを始めたりするなど、些細な嫌がらせが繰り返されます。
トラブルの激化
事態がエスカレートするきっかけは、バルドウィンの車がパンクさせられたことでした。
インガはこれをコンラウズ夫妻の仕業だと決めつけ、二家族間の争いは激化します。
バルドウィンは温厚な性格でしたが、インガはさらに強硬な手段に出ることを決意します。
アトリの家庭問題も深刻化し、娘と一緒に過ごそうと幼稚園に無理やり連れ出すものの、これが問題となり、警察沙汰にまで発展します。
一方、隣人との対立はエスカレートし続け、インガはついに隣人夫妻の愛犬アスクルを連れ去り、剥製にして返すという極端な行動に出ます。
この出来事はコンラウズ夫妻に大きな衝撃を与え、対立は収拾のつかない状態に陥ります。
悲劇的な運命
アトリは、妻アグネスとの離婚や娘の親権争いの中で、精神的に追い詰められていきます。
そんな中、隣人のコンラウズが深夜にチェーンソーを使って大木を切り倒そうとします。
それに気付いたバルドウィンが急いで止めに入りますが、既に遅く、木は倒れ、アトリが寝ていたテントを押し潰してしまいます。
アトリは木の下敷きとなり、命を落としてしまいます。
絶望の結末
アトリの死をきっかけに、バルドウィンとコンラウズの間で最終的な決着がつけられます。
バルドウィンは息子を殺された怒りに燃え、コンラウズの家に乗り込み、二人は激しい口論の末に暴力沙汰へと発展します。
二人の争いは過熱し、最終的に両者は相打ちとなり、両方が死亡するという悲劇的な結末を迎えます。
孤独に残されたインガ
最後に残されたのは、アトリの母インガです。
庭には倒れた大木の切り株が残り、インガはその切り株を見つめながら静かに煙草を吸っています。
その瞬間、行方不明だった愛猫クスクスが何事もなかったかのようにふらりと戻ってきます。
インガは、息子と夫を失ったものの、ただ淡々と日常に戻ろうとする様子が描かれ、映画は静かに幕を下ろします。
映画「隣の影」口コミレビュー
隣人との小さな摩擦がこんなにも恐ろしい結末に繋がるとは、まさに予想外でした。日常に潜む小さなトラブルが、放置されるとどれほど大きな問題になるのかがリアルに描かれていて、思わず隣人関係を見直したくなりました。
ブラックユーモアが絶妙でした!登場人物たちが互いに陰湿な嫌がらせを繰り返す様子には、笑わずにはいられない瞬間もありましたが、その裏には現代社会の問題が見事に反映されていました。特に、剥製にされた犬が返ってくるシーンにはゾッとしながらも笑ってしまいました。
登場人物たちがあまりにも極端な行動を取るため、正直理解しがたい部分もありました。隣人トラブルや家庭問題がここまでエスカレートするのは非現実的に感じましたが、それがこの映画の独特な雰囲気を作り出しているのかもしれません。
映画「隣の影」感想
特に印象的だったのは、庭の大きな木を巡る隣人同士の対立が次第に深刻になっていくところです。
最初は「そこまで深刻にならなくても」と思うような些細な問題が、どんどんこじれていって、最後には人命を奪う大惨事にまで発展します。
ブラックユーモアを感じながらも、どこか現実にありそうな隣人トラブルの怖さを感じさせます。
キャラクターたちも独特で、誰もが少しずつおかしなところを持っていて、それが面白さを増していました。
特に母親のインガの強烈な性格には驚かされました。
彼女の行動が物語をぐいぐいと引っ張っていくので、目が離せませんでしたね。
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まとめ
今回の記事では、映画「隣の影」ネタバレを解説しました。
「隣の影」は、日常の中にあるささいな摩擦やトラブルがどれほど危険なものになり得るかを強く伝えています。
最後に残る虚しさと不条理さが、観客に長く余韻を残す作品となっています。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^
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