ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が12月4日、都内で開催された「木下グループ 新CM制作発表会」に出席し、大谷翔平選手の来季二刀流復活について言及しました。
新たなシーズンに向けて注目が集まる中、監督は現時点での厳しい見通しと、長期的な視点での計画を語りました。
「二刀流復活は難しい」――慎重な姿勢を示すロバーツ監督
イベントの中で行われたメディアとの質疑応答で、ロバーツ監督は大谷選手のリハビリ状況に触れつつ、「来年3月の開幕戦で二刀流を再開するのは難しい」と明言しました。
監督は「ショウヘイとはロサンゼルスを発つ際に連絡を取り合った。リハビリは順調だと聞いているが、3月時点での投手復帰は現実的ではない」とコメント。
さらに、来季の投手としての起用について、「シーズン全体を考えた上で慎重に管理する必要がある。3月に投げ始めると、10月までのコンディションを保つことが難しい。
2025年までを見据えたイニング数の調整が鍵になる」と説明しました。一方で、打者として開幕戦に出場することを想定しているとも語り、ファンの期待をつないでいます。
「可能性を引き出す」――CMで語られた監督の哲学
今回のイベントは、ロバーツ監督が出演する木下グループの新CMの発表を兼ねており、テーマは「可能性を引き出すこと」。監督は撮影を振り返りながら、「少し緊張したが、非常に撮影しやすい環境だった」と笑顔で語りました。
さらに、「選手一人ひとりのポテンシャルを最大限に引き出すことが私の仕事」と述べ、その指導方針がCMにも反映されていることを示唆しました。
開幕戦は東京で――日本のファンへのメッセージ
ロバーツ監督が率いるドジャースは、2024年3月18日と19日に東京ドームでカブスとの開幕戦を行います。
20年ぶりの来日となる監督は「日本の野球ファンやドジャースファンの熱意をよく知っている。東京でのビッグイベントをとても楽しみにしている」と語り、国際的な舞台への期待を膨らませました。
大谷翔平とドジャース、次なる挑戦へ
大谷選手にとって移籍2年目となる来季は、二刀流復活が大きな注目を集めています。
しかし、ロバーツ監督は「最適なマネジメントとコミュニケーションを大切にしながら、シーズンを通じて彼の力を最大限に発揮できるようにしたい」と、長期的な視点でのアプローチを強調しました。
大谷選手が再び二刀流で躍動する日を、多くのファンが心待ちにしています。
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