映画『白夜行』は、2010年に公開された日本映画で、東野圭吾のベストセラー小説を原作としています。
物語は、19年間にわたる男女の禁断の愛と、それを背景に起こる殺人事件を描いたミステリー・ドラマです。
そこで今回の記事では、映画「白夜行」ネタバレ・あらすじ！考察や感想を紹介します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「白夜行」解説
- タイトル：白夜行
- 公開年：2010年
- 監督：深川栄洋
- 脚本：深川栄洋、三浦有為子
- 原作：東野圭吾『白夜行』
- ジャンル：ミステリー、サスペンス、ドラマ
- 上映時間：149分
- キャスト：
- 堀北真希（唐沢雪穂）
- 高良健吾（桐原亮司）
- 姜暢雄（笹塚一成）
- 緑友利恵（川島江利子）
ストーリー
物語の中心は、幼少時代に父親を殺害した桐原亮司と、その亮司に助けられた唐沢雪穂という二人の男女です。
彼らは互いに助け合いながらも、決して表立って関係を持つことなく、暗い運命に翻弄され続けます。
物語は、過去の事件の真相を追う刑事の視点から進行し、最後には2人の深い闇と哀しい結末が明らかになります。
『白夜行』は、愛と罪、そして贖罪をテーマにした感動的かつ重厚なミステリー作品です。
映画「白夜行」ネタバレ・あらすじ
映画「白夜行」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
事件の始まり
物語は、質屋の店主・桐原洋介が埼玉県の廃ビルで刺殺されている状態で発見された事件から始まります。
密室での犯行で、洋介のズボンがずれていたことから、刑事・笹垣潤三は犯行後に誰かが彼の遺体に手を加えたと疑います。
捜査が進む中、洋介の妻・弥生子やその愛人・松浦、さらには洋介の愛人である西本文代とその恋人・寺崎が容疑者として浮上します。
だが、寺崎の事故死や文代のガス中毒死により、警察は被疑者死亡で事件を終結させます。
雪穂と亮司
事件から時が経ち、文代の娘である唐沢雪穂は親戚の養女として暮らし、大学生になっています。
美しく聡明で、親友の川島江利子とともに社交ダンス部に所属し、篠塚製薬の御曹司・篠塚一成と知り合います。
一方、雪穂は過去の事件の影響から、心に暗い影を落としていました。
また、桐原洋介の息子・亮司もまた、父親の殺人という重い過去を背負って成長しています。
雪穂と亮司は子供の頃に密接な関係を持っていたものの、大人になってからは表向きでは交わることなく、それぞれ別の人生を歩んでいるかのように見えます。
新たな事件
笹垣は未解決のまま心に残っていた桐原洋介殺害事件を追い続け、雪穂と亮司の間に何かしらの繋がりがあったのではないかと疑い始めます。
さらに、亮司の周りで次々と不審な出来事が起こります。
亮司の同棲相手・栗原典子が、亮司に頼まれて青酸カリを入手し、笹垣にそれが仕掛けられる事件が発生します。
その後、栗原典子は自殺し、松浦の白骨死体も発見されます。
亮司の過去の行動が明らかになるにつれ、亮司が雪穂を守るために一連の行動を起こしていたことが示唆されます。
運命
笹垣は、桐原洋介が実は文代の娘である雪穂に性的虐待を行っていたことを突き止めます。
雪穂を救うため、亮司は父親を殺害し、事件を隠蔽していたのです。
その後も亮司は雪穂を陰ながら守り続け、罪を重ねてきました。
最終的に、亮司は自らの贖罪を果たすべくビルから飛び降り自殺を図ります。
死体を抱えた笹垣は雪穂に「この男が誰か分かるか？」と問いかけますが、雪穂は冷たく「知らない」と言い、その場を去ります。
最終的に、雪穂は彼女自身の人生を進み続け、ブティックを開店する準備を進めます。
映画は、雪穂が淡々とその未来に向かって歩む姿で幕を閉じます。
映画「白夜行」は気持ち悪い？
映画『白夜行』を観た感想ですが、確かに「気持ち悪い」と感じる部分があるかもしれません。
物語全体が暗く、救いのない雰囲気が続くので、観ていて重苦しさを感じました。
特に、主人公の雪穂と亮司の歪んだ関係性や、彼らが犯す犯罪、そしてそれに隠された深い闇が描かれていて、普通の恋愛やミステリーとは違った不気味さが漂っています。
亮司が幼少期に父親を殺害し、それが雪穂を守るためだったという衝撃的な事実が後半に明らかになりますが、その過程で亮司が次々と罪を犯していく姿は不安感を覚えます。
また、雪穂が冷酷に他人を利用しながら、自分の人生を切り開いていく姿も「気持ち悪さ」を感じるポイントかもしれません。
表向きは美しく優雅な彼女の裏にある暗い過去と、それを一切表に出さない冷たさが怖いのです。
でも、この「気持ち悪さ」は作品の魅力でもあります。
決してハッピーエンドにはならないし、感情が揺さぶられる作品だからこそ、観終わった後に心に残るものがあるんです。
二人の哀れさや運命に翻弄される姿を見ていると、単純に「悪い人」とは言い切れず、どこか同情してしまう部分もあります。
映画を観た後、暗い気持ちになることは間違いないですが、その分、深く考えさせられる重厚なストーリーでした。
気持ち悪さを感じる一方で、登場人物たちの運命に強く引き込まれてしまう映画です。
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まとめ
今回の記事では、映画「白夜行」ネタバレを解説しました。
「白夜行」は、罪と愛、そして贖罪をテーマに、登場人物の運命が暗く深く交錯する作品です。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました＾＾
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