映画「劇場版 奥様は、取り扱い注意」ネタバレ・あらすじ!ラストの意味と伏線を考察

映画「劇場版 奥様は、取り扱い注意」は、テレビ版に続き、綾瀬はるかが美しさと強さを兼ね備えた元スパイを演じ、一段とパワーアップしたアクションをスタントなしで披露。

監督は『カイジ』シリーズの佐藤東弥。

そこで今回の記事では、映画「劇場版 奥様は、取り扱い注意」ネタバレ・あらすじ!ラストの意味と伏線を考察していきます。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

目次

映画「劇場版 奥様は、取り扱い注意」解説

元スパイの菜美と、実は公安警察で菜美を監視する夫の勇輝。

共に名前を変え幸せに暮らしていたが、菜美は半年前から記憶喪失になっていた。

そんなある日、公安が国家レベルの陰謀を察知。菜美は過去の因縁と国家に追われ、事件へと巻き込まれていく。

キャスト

  • 桜井久実(伊佐山菜美):綾瀬はるか
  • 桜井裕司(伊佐山勇輝):西島秀俊
  • 矢部真二:鈴木浩介
  • 岩尾珠里:岡田健史
  • 三枝礼子:前田敦子
  • 横尾義文:みのすけ
  • ドラグノフ:セルゲイ・ヴラソフ

スタッフ

  • 監督:佐藤東弥
  • 音楽:得田真裕
  • 脚本:まなべゆきこ

映画「劇場版 奥様は、取り扱い注意」ネタバレ・あらすじ

映画「劇場版 奥様は、取り扱い注意」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

穏やかな日常

特殊工作員の伊佐山菜美は中央アジアのアジトで激しい銃撃戦を繰り広げます。

しかし、彼女はロシアの諜報員ドラグノフによって捕らえられ、一触即発の状況に追い込まれます。

菜美は巧みな戦術を駆使してドラグノフに反撃しますが、重傷を負いながらもヘリコプターで脱出します。

一方、地方都市の珠海市では、専業主婦の桜井久美が穏やかな日々を過ごしています。

彼女は夢の中で時折、過去の出来事を思い出すが、その意味が分からずにいます。

久美の夫である裕司は高校教師であり、二人は穏やかな日常を過ごしています。

メタンハイドレート

珠海市では、メタンハイドレートの採掘計画が進められており、その是非を巡って市内は意見が割れています。

市長の坂上洋子は採掘賛成派を率いており、これに対抗する「珠海の自然を守る会」も結成されています。

近く行われる市長選では、現職の坂上市長に加え、反対派の五十嵐晴夫が立候補することが決まっています。

一方で、メタンハイドレートの研究者である北原教授が失踪しており、その背後には何かが潜んでいるようです。

さらに、「珠海の自然を守る会」の事務所に侵入する事件も発生し、市内の緊張感が高まっています。

過去の記憶

18ヶ月前、伊佐山菜美は夫の勇輝と穏やかな日々を送っていました。

しかし、勇輝は警視庁警備局公安部の人間であり、菜美を密かに監視していました。

その監視の中で、菜美と勇輝はお互いの正体を知ることになり、勇輝が菜美に銃を向けて発砲します。

しかし、その銃撃は菜美ではなく家に侵入していた外国人工作員に命中していました。

菜美と勇輝は協力して工作員たちと戦い、菜美は負傷しますが、一命は取り留めました。

しかし、その負傷により菜美は過去の記憶を全て失ってしまいます。

高校教師の“桜井裕司”

勇輝は新たな任務として、珠海市沖のメタンハイドレートの調査を行うグローバルマネーホールディングス社の不正な金の流れを調査するよう命じられます。

彼は高校教師の“桜井裕司”として潜入し、菜美も同行させられます。

しかし、池辺から菜美が協力しなければ始末するよう命じられたことを知ります。

一方で、グローバルマネーホールディングス社の社長・浅沼信雄はロシアにメタンハイドレートの調査費を横流ししており、北原教授が残したデータの回収や坂上市長の再選を目論んでいます。

採掘反対派も暴力や不可解な事件に襲われており、菜美も事故に巻き込まれますが、彼女を助けた岩尾珠里という男と出会います。

勇輝は公安の神岡恭平から、反対派に潜入するよう命じられました。

一方、久美(菜美)は岩尾の招きで、彼が経営するダイニングバー「Change」に訪れ、将来の夢について語りました。

岩尾はコスプレを趣味としており、久美も彼の店で新たな趣味を見つけることになります。

将来の夢

帰宅後、久美は自分の将来を描きました。

海の見える丘にカフェを構え、裕司(勇輝)と子供たちと楽しく過ごす日々を夢見るのです。

その後、岩尾から網元料理を学び、彼の店で手伝いをするようになります。

久美は裕司(勇輝)に、以前描いた夢の絵と同じ海の見える丘に連れて行ってもらい、将来の店の名前を「Mar de Memories(マール・デ・メモリーズ)」と決めました。

久美(菜美)はある日、五十嵐がチンピラに襲われている場面に遭遇し、彼を助けようとします。

しかし、彼女自身も被害に遭い、その際に記憶が突如として戻りました。

裕司(勇輝)が現れて二人を助けた後、久美は裕司に自分の記憶が戻ったことを秘密にすることを決意します。

彼女は「過去を捨てて、今を大切にしたい」と勇輝に告げ、彼もまた「君は君のままでいい」と応えました。

黒ずくめの人物

五十嵐は市長選への立候補を躊躇するほど、度重なる妨害に悩まされています。

しかし、警察の対応は十分ではなく、浅沼と横尾はドラグノフを呼び寄せるなど、非情な手段に出ています。

一方、久美は岩尾の店で大人気の存在となっています。

同時期に、反対派を襲撃しようとしたチンピラたちが黒ずくめの謎の人物によって撃退されていました。

この情報を聞いた勇輝は、その人物が女性ではないかという噂を耳にし、菜美が関与しているのではないかと疑い始めます。

一方、帰宅した久美はテレビで、心臓や血管が無事だったにも関わらず、鉄筋が胸に貫通している人物の特集を見て感心していました。

岩尾が黒ずくめの人物であることを目撃した勇輝は驚きました。

以前は矢部の教え子であった岩尾が、横尾に買収されたという情報を勇輝に伝えました。

将来の店のイメージ

その夜、矢部から北原教授のデータについての話を聞いた勇輝は驚愕します。

データには、メタンハイドレートが10年で枯渇するという重要な情報が含まれており、これが賛成派にとって非常に有利な情報でした。

データが調査船に隠されていることが判明し、勇輝はそれを手に入れるために行動を開始します。

翌朝、勇輝は久美を連れて海の見える丘に行きました。

久美は自分が考案した店のロゴを地面に置き、将来の店のイメージを具現化しました。

出航記念パーティー

その夜、勇輝は外国人工作員に取り囲まれ、彼らによって久美を殺すか、自らデータを持ち出すかの選択を迫られます。

調査船が出航する前日、船内では出航記念パーティーが開催されました。

坂上市長や横尾らも出席し、パーティーには船に乗る乗組員だけでなく、一般市民も招かれていました。

パーティーの中、矢部と一緒に船内に潜入した勇輝は、データの隠し場所を探し始めました。

同じ頃、久美(菜美)は三枝のセラピーを受けていました。

その時、菜美の元に謎の電話があり、ロシア語で「大事な人を殺してやる。お前も苦しめるぞ」と脅されました。

菜美は即座に警戒し、公安の者たちが接近していることを感じ取ります。

慌てて対応し、公安の者たちとの激しい戦闘の末、菜美は結婚指輪を捨てて調査船に向かう決意を固めました。

開発計画書への署名

調査船内ではデータを見つけ出した勇輝が外国人工作員たちに取り囲まれています。

工作員たちは菜美を誘き出すために勇輝を利用しようとしています。

そこへ、黒のスーツに身を包んだ菜美が現れ、勇輝に記憶を取り戻していることを告げます。

二人は団結し、工作員たちとの壮絶な戦いに挑みます。

その時、矢部は坂上市長に会い、勇輝がデータを回収するために向かっていると告げ、採掘の中止を懇願した。

しかし、そこに現れた横尾は坂上市長に開発計画書への署名を迫り、二人を拘束した。

しかし、矢部と坂上市長は隙を見て逃走した。

愛しているなら、私を撃って

菜美と勇輝、そして工作員たちとの戦いで手榴弾が使用され、爆発音が響く中、来客たちは次々と逃げ出していった。

菜美と勇輝はドラグノフとの激しい戦いに挑み、菜美はドラグノフとの死闘の末、採掘用の巨大なやぐらのエレベーターで格闘しながら頂上にたどり着いた。

菜美がドラグノフを気絶させた直後、階段を上ってきた勇輝が菜美を制止しようとすると、突然、神岡が現れ、ドラグノフを撃った。

神岡は以前から菜美の動向を監視しており、「ロシア人(ドラグノフ)に情報を漏らして浅沼を上手く仕留めた」という共犯関係を提案したが、菜美は「私はあなたをおびき寄せるための囮だった」と拒否します。

やぐらには池辺や公安の者たちが駆けつけ、神岡を取り押さえました。

実は神岡は複数の敵に情報を漏らしており、ドラグノフと浅沼を手玉に取っていたのだった。

池辺は公安の部下に、菜美を捕まえるよう命じた。

しかし、菜美は勇輝を人質に取り、「今の私のことを愛している?」と問いかけ、「愛しているなら、私を撃って」と銃を渡した。

勇輝は「愛している」と答え、菜美の胸を撃った。菜美は海へと転落してしまいます。

菜美の死を確信した池辺は勇輝に「よくやった」と声をかけ、撤収を命じた。

3ヶ月後、再選を果たした坂上市長はメタンハイドレート開発の中止を宣言した。

浅沼は悪事が露見して逮捕された。

勇輝は海の見える丘にひとり立ち、菜美を撃った時のことを思い出していた。

ポルトガルの海辺のカフェ

3ヶ月後、坂上市長が再選を果たし、メタンハイドレート開発の中止を公式に発表した。

同時に、浅沼の不正行為が露見し、彼は逮捕された。

一方、勇輝は海を望む丘に立ち、菜美を撃った時の出来事を思い出していた。

その時、菜美は左胸の急所に店のロゴマークをつけており、それを撃つよう勇輝に指示していた。

一方、ポルトガルの海辺のカフェに菜美はいました。

左胸には銃撃の傷跡が残っていたが、彼女は自らを追う者たちの存在に気付き、不敵な笑みを浮かべながらサングラスをかけ、颯爽とその場を後にした。

映画「劇場版 奥様は、取り扱い注意」ラストの意味と伏線を考察

この物語にはいくつかの重要な伏線が散りばめられています。

メタンハイドレートの争い

珠海市ではメタンハイドレートの採掘を巡る争いが中心的なテーマです。

このエネルギー資源の重要性やその調査に関わる人々の動機が物語の核となります。

久美(菜美)の記憶喪失

久美(菜美)が過去の記憶を失っているという伏線があります。

彼女の過去がどのような秘密を抱えているのか、その真相が明らかにされることが物語の展開を促します。

裕司(勇輝)と久美(菜美)の関係

勇輝と久美(菜美)の関係にも注目が集まります。

彼らの結婚生活や、勇輝が公安の人間であり久美(菜美)を監視していたという事実が後に明らかになります。

公安の陰謀

公安が様々な事件に関与しており、特に浅沼やドラグノフなどのキャラクターが絡んでいることが示唆されています。

彼らの陰謀や目的がどのようなものなのかが物語の重要な要素です。

岩尾の登場

岩尾というキャラクターが久美(菜美)の周りに登場し、彼女の人生に影響を与えることが示唆されています。

岩尾の正体や彼の動機が明らかにされることが、物語の展開に影響を与えます。

また、ラストシーンでの 菜美が笑顔でカフェを後にする姿は、彼女の本当の目的や行動の動機、そして将来の行方についての謎を残しています。

彼女の人生は依然として不確かさに包まれており、視聴者には彼女の行く末についての推測が残されます。

もし続編が計画されている場合、菜美のラストシーンはその伏線となるかもしれません。

彼女が颯爽とした笑顔で場を後にする様子は、新たな冒険や事件に巻き込まれる可能性を示唆しています。

映画「劇場版 奥様は、取り扱い注意」感想

「劇場版 奥様は、取り扱い注意」は、一見平凡に見える主婦・菜美(綾瀬はるか)の隠された過去と、再び向き合うことになる物語を描いた映画です。
この作品は、スリリングな展開と感動的な人間ドラマを兼ね備え、多くの観客を魅了しました。

まず特筆すべきは、綾瀬はるかの見事な演技です。
家庭的な主婦としての柔らかさと、元スパイとしての鋭さを兼ね備えたキャラクターを完璧に表現しています。
彼女の表情や仕草一つ一つに、過去の葛藤や現在の幸せを守りたいという強い思いが感じられ、観客は彼女に引き込まれます。

さらに、本作のストーリー構成も巧妙です。
日常的な場面と緊張感あふれるアクションシーンが絶妙に交錯し、観客を最後まで飽きさせません。
特に、家庭の中での穏やかな生活と、スパイ活動時代のハードな回想が交互に描かれることで、主人公の心情が深く伝わってきます。

また、夫・勇輝(西島秀俊)との関係性も見逃せません。
一見幸せそうな夫婦生活の中に潜む緊張感が、物語のスリルをさらに引き立てています。
勇輝がどのように菜美の秘密に向き合い、夫婦としての絆を深めていくのかは、本作の大きな見どころの一つです。

映画全体を通じて感じられるメッセージは、「どんなに普通の生活に見えても、誰しも隠れた物語がある」ということです。
現実と非現実の境界を曖昧にしながらも、普遍的な家族の愛や信頼を描き出した本作は、心に残る感動を与えてくれます。

映画「劇場版 奥様は、取り扱い注意」面白いポイント

面白いポイント1:緊迫感あふれるアクションシーン

映画の随所に散りばめられたアクションシーンは、まるでハリウッド映画のようなスケール感です。
特に菜美が敵と繰り広げる接近戦は、息をのむ迫力があります。
家庭的な一面とのギャップが大きいため、観客は一層その強さに驚かされるでしょう。

面白いポイント2:夫婦間の心理戦

夫・勇輝との間で繰り広げられる心理戦も、この映画の見どころです。
菜美の秘密を知りつつも表面上は普通の夫婦を装う勇輝。
互いの本音が見え隠れする会話シーンは、まるでチェスのような緊張感があります。

面白いポイント3:ユーモアとシリアスの絶妙なバランス

緊張感が高まる中でも、菜美の天然な発言や、勇輝との微笑ましいやりとりが散りばめられており、シリアスな中にも笑いがある作品となっています。
観客を疲れさせない、絶妙な緩急の演出は見事です。

面白いポイント4:過去と現在の交錯する物語

菜美のスパイ時代の過去と、現在の主婦生活が巧みに交錯して描かれることで、観客は二つの世界を同時に楽しめます。
彼女が過去の影にどのように向き合っていくのかが、物語の大きな軸となっています。

面白いポイント5:日本的な風景とスパイ活動の融合

映画の舞台となる日本の町並みと、非日常的なスパイ活動が見事に調和しています。
和風の庭での激しい戦闘や、日本家屋を利用した潜入作戦など、独特の美学が感じられるシーンが多くあります。

映画「劇場版 奥様は、取り扱い注意」口コミ

普段は平凡な主婦なのに、実はスパイだったなんてギャップがすごく面白かったです。菜美の家庭生活とアクションシーンの対比が絶妙で、最後まで飽きずに観られました。夫婦の絆にも感動しました!

アクション映画好きとしては、この映画は大満足でした。特に手に汗握る接近戦のシーンが最高です!綾瀬はるかさんの動きがキレキレで、こんな主婦が隣にいたら…と妄想してしまいました(笑)

ただのアクション映画と思いきや、夫婦の愛が深く描かれていて感動しました。特にラストシーンでの二人のやりとりには涙が止まりませんでした。家族を大切にしようと思わせてくれる映画です。

スリルと感動が詰まった映画でした。菜美の過去と現在の姿が交互に描かれることで、彼女の人間性がより深く理解できました。続編があればぜひ観たいです!

スパイ映画なのに、日本の文化や風景がしっかり描かれているのが良かったです。海外の映画にはない、独特の緊張感があって楽しめました。

まとめ


今回の記事では、映画「劇場版 奥様は、取り扱い注意」ネタバレを解説しました。

映画「劇場版 奥様は、取り扱い注意」は、テレビ版に続き、綾瀬はるかが美しさと強さを兼ね備えた元スパイを演じ、一段とパワーアップしたアクションをスタントなしで披露。

監督は『カイジ』シリーズの佐藤東弥。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^

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