映画「名もなき復讐」ネタバレ・あらすじ！ラストシーンの考察と映画の感想

映画「名もなき復讐」は、韓国のスリラー映画で、深い痛みと復讐のテーマを描いた作品です。

2015年に公開されたこの映画は、人生の大きな変化とそれに伴う復讐の過程を追いかけます。

ここでは、映画のネタバレを含む詳細なあらすじを解説しますので、映画を観る前に知りたくない方はご注意ください。

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まとめ

映画「名もなき復讐」解説

タイトル: 名もなき復讐（原題: 복수의 신, 英題: The Wrath of Vengeance）
公開年: 2015年
監督: アン・ヨンフン
主演: シン・ヒョンビン（チェ・ジウン）、ユン・ソイ（カン刑事）、キム・ヒョク（キム刑事）、アン・セハ（チャンベ）

射撃の代表候補選手だったジウンは、交通事故に遭い両親を亡くしてしまう。

彼女自身も事故の後遺症で言語障害となり、射撃の道も断たれ工場で働くように。

無気力な毎日を送るなか、ジウンは帰宅途中に突然3人の暴漢に襲われ、何度も犯されてしまい…。

映画「名もなき復讐」ネタバレ・あらすじ

映画「名もなき復讐」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

ジウンの過去と悲劇

ジウンは高校時代、射撃の代表候補選手として将来を期待されていました。

しかし、ある日両親と一緒に車で移動中に、若者のバイクに煽られ事故に遭遇。

この事故で両親を亡くし、自身も言語障害を抱えることになってしまいます。

その後、射撃を断念し、親友と工場で働く日々を送っていました。

しかし、ある夜、飲み会の帰りにジウンは3人の男に襲われ、強姦されてしまいます。

声も出せない恐怖に苛まれながら、ジウンは警察に駆け込みますが、担当した刑事からは心無い対応をされてしまいます。

復讐の始まり

家に戻ったジウンは、再び強姦犯の一人に襲われそうになりますが、咄嗟に手にしたトロフィーで男を殺してしまいます。

そこへ事件の担当を引き継いだカン刑事が現れ、ジウンと彼女との間に奇妙な友情が芽生えます。

カン刑事もまた、妹が強姦被害に遭った過去を持ち、法の限界に絶望している人物でした。

ジウンとカン刑事は次第に心を通わせながらも、ジウンの心にはさらなる復讐の炎が燃え上がっていきます。

復讐の連鎖

最初の殺人を機に、ジウンの心は壊れてしまいます。

外出中に再び襲われたジウンは、刑事の拳銃を奪い、彼を射殺します。

復讐に取り憑かれたジウンは、次々と自身や友人に害を与える者たちを殺害していきます。

一方でカン刑事は、ジウンの行動に疑念を抱き、彼女の日記を読んで真実に気付きます。

ジウンに襲われ意識を失ったカン刑事は、彼女を止めようとするも、ジウンの復讐心は止まりません。

悲劇の結末

カン刑事の説得も虚しく、ジウンは復讐の最後の標的を追い詰めます。

しかし、ジウンは標的の男に撃たれてしまいます。

その男は重傷で臓器移植が必要とされていましたが、なんとジウンの臓器が適合してしまうのです。

脳死と判断されたジウンの臓器は、皮肉にも彼女が復讐しようとした男に移植されます。

これを知ったカン刑事は、病室に鍵をかけ、ジウンの呼吸器を外して彼女の復讐を完遂させるという選択をします。

映画「名もなき復讐」ラストシーンの考察

ジウンが復讐の果てに自らも死に至るという展開は、復讐の無意味さと皮肉を強調しています。

ジウンの目的が果たされると同時に、彼女の命が犠牲にされるというのは、復讐がどれほど破壊的な結果を招くかを示しています。

ジウンが復讐の過程で失ったものは計り知れず、その代償が彼女自身の命であったことは、復讐の果てに待つものの虚しさを強調しています。

映画「名もなき復讐」感想

ジウンの復讐心がどんどん強くなるのを見ていると、彼女の痛みと怒りが伝わってきて、応援したくなる気持ちもありますが、同時に彼女の行動がどんどん暴力的になっていくので、どこかで止めてほしいと思ってしまいます。

最終的に、彼女が自分の命を犠牲にしてしまう結末には、悲しさと切なさがいっぱいです。

カン刑事の立場も難しく、ジウンを止めるために自分ができることを必死で考える姿が印象的でした。

結局、ジウンの復讐が終わることになり、その後の展開も驚きました。

ジウンの臓器が使われるという展開は、とても複雑で考えさせられるものでした。

映画「名もなき復讐」口コミ

久々にものすごい胸糞映画を観た
彼女に唯一寄り添った女性刑事の末路も哀れ…復讐の連鎖…
酸素マスクを外すのはクソ男の方にして欲しかったな

今の時代にストレートなレイプリベンジ物。それ以上でも以下でもなく、大筋のストーリーに目新しさはない。
とにかく出てくる男どもが皆クソ過ぎる。レイプシーンや男が平気で女性に手を上げる男尊女卑そのものの描写など韓国の民度が知れるというものだが、今の窮屈な日本なら映画表現においてもアウトだろう。(それはそれで問題ありだが)
そんなクズどもをレイプ被害者の主人公が私刑執行していくが、ジメジメした怨の気が全編を支配しているため、カタルシスは皆無。このとことんダークな感性がいかにも韓流サスペンスらしい。
ラストの二段オチで多少ポイントは挽回したものの、総合的には平均点どまり。秀作揃いの韓流映画にあって、急いで観るほどのものではない。

あの時こうやっていたら、の連続で負のスパイラルが止められない。
それにしても女に暴力振るう男が多いな韓国は。
そして俳優陣の美醜がはっきり分かれてて笑える。
映画の作り方と俳優陣の演技に対する心意気は日本と雲泥の差だとは感じる。
作り手は俳優に遠慮してないし、俳優は演技のために全身を投げ打ってる。
その点はすごいけど、この映画は気分の悪さしか残らず残念。