映画「宇宙人のあいつ」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と考察や感想

映画「宇宙人のあいつ」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と考察や感想

映画「宇宙人のあいつ」は、23年間も家族に成り済ましてきた男の最後の3日間を描いたエイリアンコメディです。

そこで今回の記事では、映画「宇宙人のあいつ」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と考察や感想を紹介します。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

目次

映画「宇宙人のあいつ」解説

家族に成り済まして23年。

人間の生態を調査しに土星からきた宇宙人は、真田家4兄妹の“次男・日出男”として、長男・夢二、長女・想乃、三男・詩文と暮らしていた。

家族のさまざまな問題が起こるなか、日出男が地球を離れる日が近づいてきてしまい…。

キャスト

  • 真田日出男:中村倫也
  • 真田想乃:伊藤沙莉
  • 真田夢二:日村勇紀
  • 真田詩文:柄本時生
  • 中野あかり:関めぐみ
  • 中野ゆめ:千野珠琴
  • 宍戸博文:細田善彦
  • 神内雅也:平田貴之
  • 望月:山中聡

声の出演

  • ビッグ鰻:井上和香
  • 司会者:設楽統
  • ジャガ:山里亮太

スタッフ

  • 監督:飯塚健
  • 音楽:海田庄吾
  • 脚本:飯塚健
  • 製作:勝股英夫

映画「宇宙人のあいつ」ネタバレ・あらすじ

映画「宇宙人のあいつ」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

土星人

高知県の海沿いで焼肉店を営む真田兄妹は、早くに両親を亡くし、長男の夢二が親代わりとして兄妹たちを育ててきました。

次男の日出男、三男の詩文、長女の想乃の4人兄妹は、毎朝の朝食時に大事なことを話し合う「真田サミット」を開催していました。

ある日、夢二が突拍子もないことを告げます。

実は日出男が土星人であり、「家族とは何か」を知るために兄妹たちの記憶を改ざんして家族として暮らしてきたというのです。

その期限があと少しで終わることを告白しました。

妊娠5ヶ月

日出男の特技が次々と明らかになります。

写真には写らない、首を回して振り向くことができない、記憶を改ざんできる、透明になれる、Wi-Fiを繋げられる、ウナギと会話ができるなど、土星人としての能力が示されました。

日出男は、家族が元気がないことを数値化して知ることができる能力を持ち、その能力を使って兄妹たちの悩みを解決しようとします。

詩文は、学生時代の同級生宍戸からの嫌がらせに悩んでおり、真田サミットで相談します。

日出男が能力を使い、宍戸をギャフンと言わせ、詩文と宍戸は和解し友達になります。

決闘

また、想乃が突然妊娠5ヶ月だと告げます。

父親である神内とは既に別れており、一人で子供を育てることを決意していると話します。

夢二たちは驚きながらも受け入れますが、無責任な行動をした神内を許せない夢二は、日出男に手助けをしないように釘を刺し、神内に決闘を申し込みます。

ボクシング経験者の神内に一方的にやられる夢二でしたが、日出男の能力のおかげで神内をノックアウトします。

日出男は神内の記憶を消し、SNSを二度と使えないようにしました。

日出男は想乃に対してもっと酷いことをするか尋ねますが、想乃は神内の記憶を消すだけで良いと言います。

230年の刑務所暮らし

日出男は想乃の同僚の中野親子と仲良くなったり、ビッグマミィと名付けたウナギと交流を深めたりしながら思い出を作りますが、どうしても皆に言えないことがありました。

真田サミットでその秘密を告げます。

日出男は土星に帰る際に一人の家族を連れて行かねばならず、一度連れて行くと二度と地球に帰れないと言います。

もし連れて行かないと、日出男は230年の刑務所暮らしを強いられるというのです。

また会える

夢二たちは戸惑いますが、公平にくじを引いた結果、夢二が土星に行くことになります。

しかし、これは夢二が日出男に頼み、能力で夢二に当たるように仕組んだものでした。

出発の日、家族で焼肉を楽しんだ後、夢二は宇宙船に乗り込み空へ舞い上がります。

しかし、家族と離れる痛みを知った日出男は、途中で夢二を突き落とし、「また会える」と言い残して一人で土星に帰りました。

おかえり

それから5ヶ月後、想乃は無事に赤ちゃんを出産します。

喜びの中、夢二は日出男の声が聞こえたように感じ、振り返ります。

日出男が赤ちゃんに生まれ変わったのかもしれません。

夢二は「おかえり」と呟き、物語は幕を閉じます。

映画「宇宙人のあいつ」ラストシーンの意味と考察や感想

映画「宇宙人のあいつ」のラストシーンには、家族の絆や自己犠牲、再生と希望といった重要なテーマが込められています。

まず、家族の絆と犠牲について触れると、日出男が家族の中から一人を土星に連れて行かなければならないという設定は、真田家の兄妹たちの深い絆と犠牲の精神を象徴しています。

夢二が自ら進んで土星に行くことを決意し、その役割を引き受ける場面は、彼の家族への深い愛情と犠牲の精神を強く表現しています。

この決断は、家族が困難な状況でも互いに支え合い、乗り越えていく姿を描いており、家族愛の力強さを観客に伝えます。

さらに、自己犠牲と愛のテーマが浮き彫りになります。

日出男が夢二を土星に連れて行く途中で突き落とし、自ら土星に帰る決断をするシーンは、彼の自己犠牲と深い愛情を象徴しています。

日出男は家族と離れる痛みを理解し、その苦しみを夢二に経験させないために自ら犠牲を払うという行動を取ります。

この場面は、日出男の家族への深い愛情と自己犠牲の精神を際立たせ、観る者に強い感動を与えます。

最後に、再生と希望のテーマが描かれています。

映画のラストで、夢二が赤ちゃんに生まれ変わった日出男の声を聞き「おかえり」と呟くシーンは、新たな希望と再生を象徴しています。

このシーンは、家族が新たな形で再び一緒になるという希望を示しており、未来へのポジティブな展望を観客に抱かせます。

夢二が赤ちゃんに向かって「おかえり」と言う瞬間は、日出男の生まれ変わりを示唆し、家族の再生と新たな始まりを象徴する感動的なラストシーンとなっています。


感想


この映画は、ユーモアと感動が絶妙に織り交ぜられた作品であり、家族愛のテーマを深く掘り下げています。

特にラストシーンは、家族の絆と自己犠牲の美しさを強調しており、視聴者に家族の大切さを再認識させます。

夢二と日出男の兄弟愛は、観る者に家族の力強さと愛の深さを感じさせるとともに、どんなに困難な状況でも家族が一緒にいれば乗り越えられるという希望を伝えているようでした。

まとめ

映画「宇宙人のあいつ」は、23年間も家族に成り済ましてきた男の最後の3日間を描いたエイリアンコメディです。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^

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