映画「銀河鉄道の父」ネタバレ・あらすじ!ラストの意味を考察

映画「銀河鉄道の父」ネタバレ・あらすじ!ラストの意味を考察

映画「銀河鉄道の父」は、人生の豊かさを描いてきた成島出監督作。

宮沢賢治に菅田将暉、賢治の父親役には役所広司を起用。

まだ何者でもなかった頃の賢治が、進むべき道を探して葛藤する姿に感動するはず!

そこで今回の記事では、映画「銀河鉄道の父」ネタバレ・あらすじ!ラストの意味を考察していきます。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

目次

映画「銀河鉄道の父」解説

質屋を営む裕福な政次郎の長男に生まれた賢治は、跡取りとして大事に育てられるが、家業を断固として拒み、両親を振り回す。

さらに、宗教に身をささげると東京へ家出。

そんななか、賢治の一番の理解者である妹のトシが、当時は不治の病だった結核に倒れ…。

キャスト

宮沢政次郎 :役所広司
宮沢賢治:- 菅田将暉
宮沢トシ:森七菜
宮沢イチ :坂井真紀
宮沢清六: 豊田裕大
宮沢喜助 : 田中泯

スタッフ

  • 監督:成島出
  • 原作:門井慶喜

映画「銀河鉄道の父」ネタバレ

映画「銀河鉄道の父」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

宮沢政次郎の長男

1896年(明治29年)9月、岩手県花巻の質屋の息子・宮沢政次郎の長男として生まれた宮沢賢治。

彼は家業を継ぐことを望まない思いを抱きながらも、家族の期待に応え、質屋の店番を務めることになります。

しかし、商才には欠けていると思われており、賢治自身も文才に自信を持っていませんでした。

しかし、妹のトシの励ましにより、賢治は物語を書いてみることを決意します。

高等学校進学

賢治は高等学校進学を希望し、政次郎は反対しましたが、トシは進学後に質屋を継ぐことを提案しました。

賢治は盛岡高等農林学校に進学し、夏休みには人造宝石の販売を考えますが、政次郎は驚きました。

冬にはトシが帰省し、喜助が亡くなります。

同時期から賢治は孤独を感じ、日蓮宗に改宗を決意し、政次郎の反対を押し切りました。

「風の又三郎」

国柱会で過ごしていた賢治のもとに、実家からトシが病気になったとの知らせが届きました。

急いで帰郷した賢治は、家族に出迎えられました。

トシは結核で、祖父の別邸で静養中でした。

政次郎は賢治が書いた「風の又三郎」をトシに読み聞かせ、トシは涙を流しながら感激しました。

賢治はトシを喜ばせるために童話を書き続けますが、トシの病状が悪化し、彼女は実家で亡くなります。

トシの葬儀の際、政次郎は賢治にトシの希望だった童話を書き続けるよう促しました。

賢治は詩集「春の修羅」と短編集「注文の多い料理店」を自費出版したが、全く売れませんでした。

政次郎は作品を買い占め、賢治を励ましました。

賢治は実家を出て、祖父の別邸で創作活動を続けることを希望しました。

1928年(昭和3年)

賢治は農業に取り組みながら、私塾「羅須地人協会」を設立し、地元農民に農業に関する勉強会を開催していました。

政次郎は質屋を閉め、清六が鉄材を扱う「宮沢商会」を興しました。

賢治は父のようになれなかった代わりに物語を生み出し、政次郎は彼の作品を賞賛しました。

賢治は体調を崩し、結核を患っていたことが判明します。

政次郎は病気を乗り越えるよう励まし、賢治は「雨ニモマケズ」の詩を書き上げました。

1933年(昭和8年)8月

賢治の病状が悪化し、危篤状態になりました。

農民が肥料について相談に訪れ、賢治は病身を押して助言を送りましたが、その直後に倒れました。

清六、政次郎、イチが枕元に集まり、清六に原稿を出版してほしいと頼みました。

イチは賢治の体を拭き、感謝の言葉を述べ、政次郎は「雨ニモマケズ」の詩を朗読して賢治を讃え、賢治は喜びながら息を引き取りました。

1935年(昭和10年)、賢治の死から2年後、「宮沢賢治全集」が刊行されました。

政次郎は「銀河鉄道の夜」を朗読し、賢治とトシが一緒に座って本を読んでいる様子を思い浮かべました。

賢治は「どこまでも行くのです」と答え、政次郎は感謝の言葉を述べました。

映画「銀河鉄道の父」ラストシーンの意味

このラストシーンは、賢治の作品世界と現実の世界が交差する瞬間として解釈されます。

列車の客席で賢治とトシが一緒に座って本を読んでいる姿は、物語の登場人物たちが彼らの内面や魂の旅を表現しているかのように感じられます。

賢治が「どこまでも行くのです」と答える場面では、物語の中で描かれた銀河鉄道が、生と死、現実と非現実の境界を超えて、永遠の旅路へと続いていくことを象徴しています。

政次郎が感謝の言葉を述べることで、賢治の作品が彼の遺産として後世に受け継がれ、人々の心に深い感動や教訓を与え続けることが強調されます。

このシーンは、賢治の作品が単なる物語以上の意味や価値を持ち、読者や視聴者の人生に深い影響を与える可能性を示唆しています。

そして、彼の作品が生き続ける限り、賢治自身も不滅の存在として記憶されることでしょう。

まとめ


今回の記事では、映画「銀河鉄道の父」ネタバレを解説しました。

映画「銀河鉄道の父」は、人生の豊かさを描いてきた成島出監督作。

宮沢賢治に菅田将暉、賢治の父親役には役所広司を起用。

まだ何者でもなかった頃の賢治が、進むべき道を探して葛藤する姿に感動するはず!

それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^

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