PR

劇場版 再会長江のネタバレ考察&中国への馴れ初めを解説

※アフィリエイト広告を利用しています

劇場版 再会長江のネタバレ考察&中国への馴れ初めを解説 映画ネタバレ・感想
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

劇場版『再会長江』は、中国全土で注目を集めた話題作です。

この作品は、監督の竹内亮が、10年前にNHKの番組で長江を撮影した際、後悔から生まれました。

それは、北極と南極に次ぐ「地球第3の極地」と称されるチベット高原にある「長江源流の最初の一滴」を撮影できなかったことでした。

56の民族が共存する中、世界をリードする経済大国としての中国の母なる長江をたどり、その源流の最初の一滴を目指す6300キロの旅を描いた感動のドキュメンタリーです。

本記事では、劇場版 再会長江のネタバレ考察&中国への馴れ初め解説をしていきます。

無料映画を見るなら>>

 

スポンサーリンク

劇場版 再会長江のあらすじ

中国の長江は、上海から南京、武漢、重慶、雲南、そしてチベット高原まで広がり、アジア最大の川として全長6300キロに及びます。

日本人の竹内亮監督は、NHKの番組で長江を撮影した際に、10年前の後悔がありました。

それは、北極と南極に次ぐ地球上で3番目に極端な地域であるチベット高原に位置する「長江の源流の最初の一滴」を撮影できなかったことでした。

それから10年が経ち、竹内は日本から中国の南京市に移住し、「長江沿いの民」の一人となりました。

2021年から2年をかけて、再び長江6300キロを旅し、10年前に撮影した友人たちと再会しながら、中国の10年間の変化を川を通して見つめ、今度こそ「最初の一滴」をカメラに収めるべく、長江の源流を目指します。

 

 

スポンサーリンク

劇場版 再会長江の制作のきっかけ

2010年、竹内亮氏がNHKドキュメンタリー番組『長江天地大紀行』の撮影班として参加したことが、『劇場版 再会長江』の制作につながりました。

撮影中、現地の生活や人々の心に触れることができないと感じ、完成後も満足できない思いが残りました。これが、『劇場版 再会長江』を制作するきっかけとなりました。

2021年から2023年はコロナ禍であり、観光地に人がほとんどいなかったため、数々の絶景を撮影することができました。

しかし、現在では行動制限が解除され、観光地は常に多くの人で賑わっているため、作中の景色を見ることは難しくなっています。

人のいない美しい自然を撮影できたことは、コロナ禍での思いがけない贈り物であると言えます。

 

 

スポンサーリンク

劇場版 再会長江のネタバレ考察

出典:劇場版 再会長江

 

中国の本当の姿が見れる?

 

竹内涼監督は、以下のようにコメントしています。

”「中国は何だかよく分からないけど、不気味で怖い国」飛行機で2時間の隣国なのに、街中で中国人観光客を見かけるのに、実際の中国について、日本人はほぼ何も知りません。大手メディアで流れる現代中国は、どれも「批判ありき」で描かれており、中国に住む私からすると、リアルではありません。

「キングダム」や「三国志」など、日本人は中国物語が大好きなはずなのに…。《再会長江》は、政治的な文脈は一才無く、主に私と長江沿いに住む友人達との友情を描き、ミクロな視点からよりリアルな中国を浮かび上がらせようという作品です。

この映画を見終わった後、皆さんの中国に対する見方が変わる、という自信があります。それは別に特別な事をしたわけではなく、批判でも称賛でもないフラットな視点で中国を描く人が、日本にはあまりにも少ないからです。

私は別に、「日中友好」を唱えるつもりはありません、あくまで「隣にこんな面白い国あるよ」と言いたいだけです。さあ皆さん、私と一緒に悠久の大河・長江を旅して、この巨大で不思議で面白い国、中国の今を見つめてみましょう!”

 

中国は確かにメディアでは観光客のマナーの悪さや、PM2.5、コロナウイルスなどのネガティブなニュースばかりであまり良いイメージを持っていない方も多いでしょう。

本作では、中国のありのままの姿を見せてもっと中立的な立場で見れる内容となっています。

 

中国の10年間の変化

この作品の特徴は、政治的な視点を排除し、ただ風景や人々を旅人の視点で見つめることにあります。

上海の街はビルがどんどん増えているにも関わらず、「以前より小さく見える」という感覚があります。

これは、子供の頃に大仏の巨大さに驚いた経験と似ています。

三峡ダムの壮大さは10年前と同じですが、優雅なフェリーの行き来が経済の発展を感じさせます。

監督は10年前に乗った貨物船の船長と感動的な再会を果たしますが、船長の誘いを断り、代わりにフェリーで移動します。

これは作品の旅情を象徴するエピソードです。

 

少数民族の影

河川の合流地点で、切り立った崖や険しい坂道が多い重慶市では、荷物を運ぶ伝統的な職業であるバンバン(棒棒)の70歳を過ぎたベテランに密着しました。

彼らは経済の成長とは縁遠い人々や差別を映しています。

「古い」と見なされてきた少数民族であるモソ族の母系社会は、女性の進出の先駆けとして評価される皮肉や、ロコ湖が映し出す息をのむような美しさ…。

その奥深くに行くほど、多様な光景が「大国主義」とは異なる中国の大きさを印象づけます。

クライマックスは、チベット族の女性ツームーとの再会です。

何もない草原で羊との記念写真を撮り、わずかなお金を稼いでいた彼女が「ペンション・オーナー」の夢を実現しています。

目的を達成するまでには苦労もあったでしょうが、彼女の純真さは失われていません。

監督のことを「よく覚えている」と言いながら、ドンドン(阿部力)のことばかり話す姿に、監督の表情がやや曇ります。

 

竹内涼監督の中国への馴れ初め

監督竹内亮は現在南京に在住しています。

彼の出身は1978年、千葉県我孫子市ですが、学生時代は映画に夢中で、特に『猿の惑星』に熱中していました。

映画監督を目指し、東京視覚芸術学院で映画芸術を学び、その後は助監督として活躍し、多くの海外ドキュメンタリー映画を手がけました。

彼の最初の作品は『麻雀の起源』でした。

麻雀が中国から起源を持つことは一般的に知られていますが、具体的な背景に詳しい人は少ないでしょう。

この作品では、麻雀の起源地である中国の宁波を中心に、麻雀に関する様々な知識を提供しています。

この作品が竹内亮監督と中国との縁を深めるきっかけとなりました。

2005年に、『中国人観光客』(テレビ東京)の撮影中に、妻である趙氏と出会いました。

趙氏は翻訳担当としてご参加しており、竹内氏が趙氏に一目惚れし、猛アピールが始まりましたが、趙氏の両親は猛反対されます。

しかし、竹内氏は粘り強く努め、「三顧の礼」を尽くし、最終的には生涯の伴侶として結ばれることとなりました。

中国に初めて訪れた際、竹内氏は日本とはまったく異なる風習等に直面します。

初日、小売店に買い物をした際、店主の男性からおつりをお金を投げつけるようにして渡されて驚きました。

翌日再びその店を訪れると、店主は気分が良かったのか、竹内氏の腕を引っ張り、会話が始まりました。

お二人とも片言の英語ででしたが、最終的には会話を楽しむことができたと振り返っております。

日本では一般的に微笑みを交えたサービスが主流ですが、中国とは異なります。

このような態度の変化に最初は戸惑ってしまうことでしょうが、これが中国流であり、中国ならではの人情味のある温かさと感じとりました。

また、竹内氏は、化粧をしていない女性が多いことにも驚かれたといいます。

その一方で、何の飾り気もなく、自分の感情そのままに振る舞う中国人の姿に感動されたのでしょう。

 

スポンサーリンク

まとめ

出典:劇場版 再会長江

以上、劇場版 再会長江のネタバレ考察&中国への馴れ初めを解説しました。

いかがでしたでしょうか?

劇場版 再会長江は、竹内涼監督制作のドキュメンタリーで、メディアではネガティブな報道ばかりが目立つ中国ですが、本作はありのままの内容を公開する内容です。

また、少数民族の存在や、中国の10年間の変化も見られることでしょう。

ぜひ劇場に足を運んでご覧になってください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました