映画「七つの会議」ネタバレ!ラストに繋がる伏線考察

映画「七つの会議」は、主演は存在感のある演技に定評のある野村萬斎

その脇を香川照之、及川光博、片岡愛之助らが固める。

会社が抱える闇と、それに立ち向かう社員という構図に思わず熱が入る。

そこで今回の記事では、映画「七つの会議」ネタバレ!ラストに繋がる伏線について紹介します。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

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目次

映画「七つの会議」解説

都内にある中堅電機メーカー・東京建電の営業一課の係長・八角民夫は“ぐうたら社員”。

彼は課長の坂戸からその態度を叱責されていた。

ある日、八角からパワハラを訴えられた坂戸は異動処分を下される。

坂戸に代わり、万年2番手の原島が課長に着任するが…。

キャスト

東京建電

  • 八角民夫(営業第一課 “万年係長” ):野村萬斎
  • 北川誠(営業部長):香川照之
  • 原島万二(営業部二課長 → 営業部一課長):及川光博
  • 坂戸宣彦(営業部一課長 → 人事部付け):片岡愛之助
  • 新田雄介(経理課課長代理 → 東北営業所 営業部):藤森慎吾
  • 浜本優衣(営業一課員):朝倉あき
  • 佐野健一郎(カスタマー室長 → 小倉営業所 営業部):岡田浩暉
  • 河上省造(人事部長):緋田康人
  • 佐伯浩光(営業二課課長代理):須田邦裕
  • 前川(前橋工場長):赤井英和
  • 仁科(カスタマー室):吉谷彩子
  • 小西(カスタマー室):山本圭祐
  • 稲葉要(製造部長):加山到
  • 奈倉翔平(商品開発部):小泉孝太郎
  • 飯山高実(経理部長):春風亭昇太
  • 加茂田久司(経理課長):勝村政信
  • 村西京助(副社長):世良公則
  • 宮野和広(社長):橋爪功

ゼノックス

  • 田部(副社長):木下ほうか
  • 木内信昭(総務部長):井上肇
  • 梨田元就(常務取締役):鹿賀丈史
  • 徳山郁夫(社長):北大路欣也

その他

  • 三沢逸郎(ねじ六社長):音尾琢真
  • 八角淑子(八角の元妻):吉田羊
  • 坂戸崇彦(坂戸の兄、東京中央銀行 本店第一営業部次長):橋本さとし
  • 三沢奈々子(逸郎の妹):土屋太鳳
  • 星野(老夫婦の息子):溝端淳平
  • 江木恒彦(トーメイテック社長) :立川談春
  • 加瀬孝毅(弁護士):役所広司

スタッフ

  • 原作:池井戸潤『七つの会議』(集英社文庫刊)
  • 監督:福澤克雄
  • 脚本:丑尾健太郎、李正美
  • 音楽:服部隆之

映画「七つの会議」ネタバレ

映画「七つの会議」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

居眠り八角

都内の中堅メーカー、東京建電の営業部では会議が行われています

営業一課の坂戸助課長は営業成績を報告し、営業二課の原島課長は叱責を受けています。

居眠り八角と呼ばれる係長は居眠りをしていますが、なぜか会社をクビにならず、謎めいた存在です。

過剰接待

会議でメンツをつぶされた坂戸は八角に対する怒りを募らせます。

ある日、八角が有給休暇を申請すると坂戸に拒否され、パワハラで訴えられます。

坂戸は人事部へ左遷され、後任の原島が課長に就任します。

原島も営業成績で苦しむ中、北川に叱責され、パイプ椅子が壊れる。

営業一課の浜本は無銭飲食の犯人を八角と疑い、新田は彼の過剰接待に疑惑を抱きます。

コスト増

坂戸が取引担当になったことで、安価なネジに切り替わった「ねじ六」との契約が再び成立し、年間で1000万円以上のコスト増となっていた。

不審に思った新田は上司に相談し、経理部長が役員会で問題提起するも、営業部からの反発で無視される。

結果、新田は東北営業所に異動させられる。

後に、無人販売のドーナツをタダで食べていたのも新田であることが発覚する。

八角とねじ六との癒着

元営業一課の佐野は北川に恨みを抱き、顧客クレームのリストを持っています。

原島と浜本は内部の不正を調査中、佐野の協力を求めますが、彼も異動させられていたことが判明します。

二人は八角の過去を追及し、彼の行動を探ります。

しかし、尾行しても特に怪しい行動は見られず、

住んでいるアパートも普通でした。

八角とねじ六との癒着を疑っていたが、証拠は見つかりませんでした。

決定に反発する八角

原島は、八角によってねじ六に戻されたネジ製造の契約と、パイプ椅子のネジについて考えます。

そこで、トーメイテック社製のネジについて調査すると、明らかな欠陥が判明します。

ネジの強度検証現場に八角が現れ、彼がこの問題に関与していることが明らかになります。

しかし、宮野社長はこの事実を隠蔽しようとしていました。

彼はリコールではなく、ヤミ改修を行う計画だったため、八角も騙されていたのです。

この決定に反発する八角でしたが、意見が通ることはありませんでした。

この事実を知らない人物が一人いました。

それは東京検電の副社長である村西京助です。

彼は内部告発文書を受け取り、怒りを覚えて本社に報告し、宮野たちに対して厳しく追及します。

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「御前様」

東京検電の親会社「ゼノックス」の代表取締役である徳山郁夫は、「御前様」と呼ばれる存在で、今回のネジの強度偽装とリコール隠しの一件を「御前会議」として説明することになりました。

八角はこの会議に呼ばれ、直接的な関係者である坂戸と共に経緯を説明します。

そこで八角は、20年前から続く東京建電の隠蔽体質の黒幕が現在のゼノックス常務取締役の梨田元就であることを明かします。

20年前

梨田は東京建設電の営業部長をしており、八角と北川にゼノックスの型落ち製品を売るよう指示しました。

その結果、八角の過度な押し売りが家族を不幸にしてしまいました。

さらに、梨田は製品データの改ざんを指示しました。

この指示に抵抗した八角に対して、北川は受け入れざるを得ませんでした。

この出来事以降、八角は北川との出世争いに負け、会社のやり方に疑問を抱くようになりました。

彼はお荷物扱いされ、不幸な家庭の墓参りや元妻への慰謝料支払いに有給休暇を使っていました。

原島たちが尾行した女性は彼の元妻でした。

失脚

梨田による隠蔽体質は今回のネジ強度偽装にも影響しており、実際にネジの発注先をトーメイテックに切り替えるように指示したのは宮野でした。

徳山は事実を隠蔽する決断を下し、公表する意向はないと八角に告げます。

その後、東京建電では今回の隠ぺいに関する資料や証拠はすべてゼノックスに持っていかれました。

ひと気のないオフィスで、北川は八角と共にドーナツを食べながらこれまでの経験や反省、会社への想いを語ります。

そして、北川はトーメイテック製のネジを八角に託し、八角は隠蔽の事実を各メディアにリークします。

その結果、東京建電とゼノックスのデータ偽装が明るみに出て、影響は大きく、社長の宮野やゼノックスの梨田も失脚します。

その後

東京建電は残務整理のみの会社となり、浜本はドーナツ屋に転身し、北川は実家の農園で再スタートを切ります。

原島は残務整理にあたり、八角は東京建電に残ることを選びます。

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映画「七つの会議」ラストに繋がる伏線考察

「七つの会議」にはいくつかの伏線がありますが、特に重要なのは次の点です:

八角の過去の暗示

八角が社内でお荷物扱いされる一方で、その過去に関するヒントが散りばめられています。彼の過去が明らかになることで、彼の行動や心情が理解されます。

社内の腐敗

営業部の腐敗や隠蔽体質が物語の中心にあります。梨田や宮野などの上層部が、利益や権力のために悪事を働く姿が描かれています。

裏切りと正義のテーマ

八角や新田などのキャラクターが、権力者や組織に立ち向かう姿が描かれます。このテーマは物語の結末にも影響を与えます。

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映画「七つの会議」感想

映画「七つの会議」は、日本企業の根深い問題を描きつつ、観客を最後まで引き込む社会派エンターテインメントです。
この作品は、池井戸潤の原作小説を基にし、ビジネスの現場で起きる不正や腐敗、そしてそれに立ち向かう人々の葛藤をリアルに描き出しています。

物語の舞台は、とある中堅メーカーの営業部。企業の売上至上主義が社員たちの倫理観を侵食し、不正が横行する職場環境が描かれます。
その中で、異色の存在である「ぐうたら社員」八角民夫(野村萬斎)の奇妙な行動が次第に大きな波紋を広げていきます。
八角の「謎」を軸に、真相を追う社員たちの奮闘と、その裏に隠された組織ぐるみの不正が明らかになる展開は圧巻です。

映画の魅力は、個々のキャラクターのリアルさと演技力にあります。
特に野村萬斎の独特な存在感が際立ち、八角のキャラクターを唯一無二のものにしています。
また、香川照之や及川光博などの俳優陣も、それぞれの役に深みを与えています。
さらに、テンポの良いストーリー展開と緊張感のある演出が、観客を飽きさせません。

一方で、この映画は単なる娯楽作品に留まらず、現代社会の課題を鋭く浮き彫りにします。
「仕事の意味」や「倫理とは何か」といったテーマが重層的に描かれており、観る者に深い思索を促します。
映画を観終わった後、自分自身の仕事観や価値観について考えさせられること間違いありません。

映画「七つの会議」は、エンターテインメント性と社会性を兼ね備えた作品であり、幅広い層に刺さる魅力を持っています。ぜひ一度、劇場や配信で観ることをおすすめします。

映画「七つの会議」面白いポイント

1. 異色キャラクター「八角民夫」の存在感

八角民夫は、一見やる気がなく怠惰に見える人物ですが、実は彼の行動の一つひとつが物語のカギを握っています。
演じる野村萬斎の怪演ともいえる独特の動きや表情は、観客の目を釘付けにします。
特に、彼が何気なく発するセリフの裏に隠された真意が徐々に明らかになる過程は、観る者をワクワクさせるポイントです。

2. スリリングな謎解き展開

物語の中心には「なぜ八角がこんな行動をするのか」という大きな謎があります。
営業部内での不正が暴かれていく過程で、次々と明らかになる新事実は予測不可能。
そのスリリングな展開が、観客を最後まで引っ張ります。「次はどうなるんだろう」と思わず画面に引き込まれてしまうでしょう。

3. 圧倒的な俳優陣の演技力

香川照之、及川光博、北大路欣也など、名だたる俳優陣が揃い、各キャラクターに命を吹き込んでいます。
それぞれの人物が抱える背景や心情が演技を通して細やかに伝わり、物語の重厚さを際立たせます。
特に、香川照之が演じる営業部長の内面の揺れ動きは見どころの一つです。

4. 企業社会のリアルな描写

日本の企業文化を鋭くえぐり出した描写が秀逸です。
上司と部下の関係、売上至上主義、そして「忖度」や「責任の押し付け」といった現実世界でもよく耳にする問題がリアルに描かれています。
この点に共感する観客も多いはずです。

5. 最後に訪れるカタルシス

映画のクライマックスでは、八角の行動が全て明らかになり、観客に大きなカタルシスを与えます。
「正義とは何か」「組織における個人の役割とは」というテーマが観客の心に深く突き刺さります。

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映画「七つの会議」口コミ

最初は仕事の映画かと思って退屈かなと思ったけど、どんどん引き込まれました。八角の言動が謎めいていて、彼の過去や行動の理由が明らかになるたびに『なるほど』と思わされます。営業部の描写がリアルで、自分の職場とも重なって見えました。

普段はあまりこういう映画を観ないのですが、夫に誘われて観てみました。正直、最初は難しいかなと思ったけど、後半はもう夢中でした。会社で働く人たちの人間ドラマがこんなに面白いとは思わなかったです。八角さんのキャラクターが特に好きです!

かつて勤めていた会社を思い出しました。この映画を観て、自分が組織の中でどう生きてきたのかを振り返るきっかけになりました。特に、若い頃に出世を追い求めていた自分を思い出し、胸に響くものがありました。

自分にはまだ就職の経験はないけど、こんな会社の問題が現実にあるんだと思うと怖くなりました。でも、八角さんみたいな正義感を持った人がいれば、少し救いがあるのかなとも思いました。役者さんたちの演技がすごくリアルで、勉強になりました。

池井戸潤作品が好きで観ましたが、期待以上でした!社会派ドラマとしても面白いし、スリラー的な要素もあるので飽きませんでした。エンターテインメント性と社会性を両立した素晴らしい作品です。

まとめ


今回の記事では、映画「七つの会議」」ネタバレを解説しました。

映画「七つの会議」は、主演は存在感のある演技に定評のある野村萬斎。

その脇を香川照之、及川光博、片岡愛之助らが固める。

会社が抱える闇と、それに立ち向かう社員という構図に思わず熱が入る。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^

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