映画「ベイビーわるきゅーれ」は、“ファンタスティック映画の新旗手”阪元裕吾監督が脚本も務め、本格的なアクションシーンと、今の時代ならではの若い世代の考え方や価値観を散りばめています。
そこで今回の記事では、映画「ベイビーわるきゅーれ」ネタバレ・あらすじ!続編に繋がる伏線を解説していきます。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
映画「ベイビーわるきゅーれ」解説
女子高生殺し屋2人組のちさととまひろは、高校卒業を前に途方に暮れていた。
突然、“オモテの顔”として社会に適合しなければならなくなり、社会の公的業務や人間関係や理不尽に日々をもまれていく。
さらに、2人は組織からルームシェアを命じられ…。
キャスト
杉本ちさと
髙石あかり
深川まひろ
伊澤彩織
渡部
三元雅芸
浜岡ひまり
秋谷百音
浜岡かずき
うえきやサトシ
姫子
福島雪菜
浜岡一平
本宮泰風
田坂さん:水石亜飛夢
凪子:辻凪子
須佐野:飛永翼
コンビニの店長:大水洋介
和菓子屋の店主:仁科貴
スタッフ
- 監督:阪元裕吾
- 音楽:SUPA LOVE
- 脚本:阪元裕吾
映画「ベイビーわるきゅーれ」ネタバレ・あらすじ
映画「ベイビーわるきゅーれ」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
バイト
コンビニのバイト面接にやってきたまひろ。
面接官として現れた店長を妄想の中で銃で撃ち、さらに店員たちも次々と襲っていく。
しかし、これはすべてまひろの妄想であり、彼女は呟きながらその場に座っているだけだった。
一方、ちさとは殺しのターゲットの家に潜んでいた。
そこへまひろがやってきて、共に行動を開始する。
バイト先から呼び出されたちさとは、まひろに殺しの依頼を押し付け、一緒にバイトに向かうことになる。
ちさとはバイト先で先輩の指導を受けつつ業務をこなすが、うっとうしい客や先輩の言動にイラつき、ついには我慢の限界を超えてしまい、
攻撃してしまう。
その結果、ちさとはバイトをクビになってしまう。
殺しの仕事
家に戻ると、まひろが夕飯の支度をしていた。
2人は社会人として働くことの難しさや殺しの仕事についての諍いを経て、少しの間の仲直りを果たし、一緒に食事を楽しむのであった。
数週間前、ちさととまひろは殺しの依頼を果たし、その翌日に須佐野から呼び出されました。
彼らには高校卒業を機に組織の管理下から解放され、自立して生活するように告げられました。
また、2人は共同生活を送るよう指示されました。
同じ頃、ヤクザの浜岡は部下を殺した殺し屋を探すため、その捜索を娘のひまりに任せることにしました。
その殺しを実行したのはちさととまひろであり、捜索を始めたひまりは徐々に彼女たちの存在に近づいていきます。
共同生活
ちさととまひろの共同生活はトラブルが絶えず、洗濯機を壊したり、バイト先が見つからなかったりと波乱含みの日々が続きます。
ある日、ちさとが依頼された殺しの標的に現れたのはひまりと渡部でした。
混乱の中、ちさとは2人に立ち向かいますが、逆に拳銃を奪われてしまいます。
目を覚ましたちさとは怒りながらも殺しの依頼を果たすことになります。
この出来事が物語の前半で描かれたアパートのシーンに繋がり、物語の時系列は現在に戻ります。
次のバイト面接に向かうちさとに同行するまひろ。
面接先はメイドカフェでした。
不器用ながらも面接に受かり、ちさとは何とか働き始めました。
一方、まひろは上手くいかず、見学ということになりました。
先輩メイドたちにも馴染もうと努めるちさとの姿を見て、自信を失ったまひろはこっそりと帰宅しました。
呼び出し
帰宅後、先輩メイドたちと楽しい時間を過ごし、帰ってきたちさとに対してメイドカフェでの仕事やバイトで頑張ることについての文句をダラダラと語るまひろ。
その態度に怒りを感じたちさととは険悪なムードに包まれました。
ある日、ちさとが勤めるメイドカフェに浜岡と息子のかずきが視察にやって来ました。
最初は楽しんでいたように見えましたが、浜岡が急に豹変し、メイドたちを拉致しようとします。
しかし、ちさとが反撃し、浜岡とかずきを殺害します。
その後、死体処理業者に文句を言われつつも、メイドカフェの復旧を依頼し、ちさとはメイドカフェから姿を消します。
父親と兄を殺されたひまりは、その死体についた香水の香りから殺したのはちさとだと確信し、復讐を企てます。
帰宅したちさとを待ち受けていたまひろ。
彼女との仲を修復したいまひろは、過去の自分の行動や発言について謝罪します。
その素直な謝罪にちさとも笑顔で応えます。
二人は一緒にケーキを食べようとしていた時に、ひまりからの着信が入ります。
ひまりは父親の仇を討つためにこちらに来いと要求し、ちさともヒートアップします。
彼女の元へ向かおうとするちさとに手伝ってほしいと頼まれ、まひろも快く承諾します。
二人は自転車に乗って闘いの場へと向かいます。
これから
ひまりが集めたヤクザたちを次々と倒していく2人。
ちさとがマシンガンを落としてしまい、それを回収するために行動します。
一方、まひろは戦闘スキルの高い渡部と対峙し、激しい一騎討ちを展開します。
ボロボロになりながらも、まひろは渡部を打ち破ります。
同時に、ちさともひまりを討ち果たします。
その後、須佐野との面談が行われます。
仕事ではない殺しを続け、組織が用意した積立金を使い果たしてしまったことを報告します。
須佐野は彼女たちが殺しの仕事一本で働くことを受け入れます。
そして、二人での共同生活について尋ねられた際、2人の絆が描かれたツーショットで映画は幕を閉じます。
映画「ベイビーわるきゅーれ」続編に繋がる伏線を解説
ラストシーンでは、ちさととまひろが須佐野との面談を終え、二人での共同生活について話し合っています。
このシーンの意味は、二人の絆や信頼が深まり、共に未来に向かって歩んでいくことを示しています。
彼らは過去に様々な困難や闘いを経験し、互いの支えとなりながら成長してきました。
そして、これからもお互いを支え合いながら、新たな人生を築いていく決意を示しています。
続編に繋がる伏線は、ひまりが父親と兄を失ったことで、彼女の復讐心はまひろとちさとに向けられています。
彼女がまひろとちさとに対する復讐を果たすために、続編では彼女が彼らを追い詰める可能性があります。
また、ちさととまひろが組織との関わりを断ち切ることを決意したことで、組織との対立が続編でさらに深まる可能性があります。
組織は彼らの行動を見逃すことはなく、彼らを追い詰めてきます。
ちさとやまひろの過去に関する未解決の要素があれば、それが続編で取り上げられる可能性があります。
彼らの過去に関する新たな情報が明らかになり、物語が展開されます。
続編では、新たな敵が登場して彼らに立ちはだかる可能性があります。
彼らが直面する新たな敵の動機や目的が、物語の展開を推進します。
映画「ベイビーわるきゅーれ」」の評価
映画「ベイビーわるきゅーれ」は、アクションとコメディを融合させたバイオレンス映画で、高評価を受けています。
主人公の二人、まひろとちさとがプロの殺し屋でありながら社会生活には不器用という設定がユニークで、観客に共感を呼んでいます。
映画は、まひろとちさとが殺し屋としての任務をこなしつつ、普通のアルバイトをこなそうと奮闘する姿を描いています。
特に、ちさとの人懐っこい性格と、まひろのコミュ障で人見知りな一面が対照的で、二人の関係性が見どころです (Cinemarche) (MOVIE WALKER PRESS)。
映画の評価は非常に高く、Filmarksの初日満足度ランキングでは4.13点を獲得し、レビュー数も多くの観客から支持を得ています (FILMAGA(フィルマガ))。
アクションシーンも迫力があり、特に終盤のバトルシーンは観る者を引き込む力があります (Cinemarche)。
全体として「ベイビーわるきゅーれ」は、社会不適合者の殺し屋コンビが奮闘する姿をコミカルかつシリアスに描き、多くの人に楽しんでもらえる映画として評価されています。
映画「ベイビーわるきゅーれ」感想
映画「ベイビーわるきゅーれ」は、アクションと青春が融合した斬新な日本映画の一つです。
殺し屋として生きる若い女性二人の物語が、ユーモアとシリアスを絶妙に織り交ぜて展開します。
本作の最大の魅力は、普通の若者としての悩みや葛藤を描きつつも、非日常的な「殺し屋」という設定が違和感なく物語に溶け込んでいる点です。
また、本作のアクションシーンは非常に洗練されています。
特にクライマックスでの戦闘は、カメラワークと編集が見事に融合し、スピード感と迫力を最大限に引き出しています。
加えて、日常生活の些細なシーンとの対比が鮮やかであり、笑いと驚きを交互に提供してくれます。
映画としてのメッセージ性も見逃せません。殺し屋として生きる彼女たちが抱えるジレンマや、社会との折り合いを模索する姿は、現代の若者の「生きづらさ」を象徴しています。
「普通」であることの難しさや、自分の居場所を探す苦悩が、観る者に共感を呼び起こします。
「ベイビーわるきゅーれ」は単なるアクション映画にとどまらず、友情、成長、そして自己探求という普遍的なテーマを掘り下げた秀作です。
鑑賞後には、爽快感と共に、深く考えさせられる余韻が残ることでしょう。
映画「ベイビーわるきゅーれ」面白いポイント
面白いポイント1:異色の設定が生むギャップ
殺し屋でありながら、コンビニバイトや家事に追われる主人公たちの日常生活。
この設定のギャップが、笑いを誘いながらも深い共感を生みます。
「普通であること」の難しさに悩む彼女たちの姿は、どこか私たちの日常に通じるものがあります。
面白いポイント2:圧巻のアクションシーン
映画の随所に散りばめられたアクションシーンは必見。
特に、狭いアパートで繰り広げられる戦闘や、クライマックスの立体的な戦いは、スピード感とリアリティが際立っています。俳優の身体能力と撮影技術の高さが光ります。
面白いポイント3:ユーモアとシリアスの絶妙なバランス
暗いテーマを扱いつつも、主人公たちの掛け合いや日常描写がユーモアを与えています。重いトーンの物語が続く中での軽妙なやり取りは、観客に笑顔をもたらし、物語にメリハリを与えています。
面白いポイント4:友情の描写がリアル
主人公二人の関係性は、現実の親友同士を彷彿とさせます。
時に衝突しながらも、お互いを支え合う姿が丁寧に描かれており、観る者の心を温かくします。
面白いポイント5:メッセージ性の強さ
「普通とは何か?」という問いかけが全編を通じて流れています。
殺し屋としての非日常を背景に、現代社会の「生きづらさ」を浮き彫りにする本作は、観客に考える余地を残します。
映画「ベイビーわるきゅーれ」口コミ
アクション映画として期待していましたが、それ以上に楽しめました!特にラストの戦闘シーンは手に汗握る展開で、映画館全体が緊張感に包まれました。普段アクション映画を観ない人にもオススメです。
青春映画っぽい部分もあって感動しました。普通に悩む姿がリアルで、共感しながら観られます。殺し屋という非日常の設定と、日常の描写が絶妙に絡み合っていて面白かったです!
主人公たちが女性というのも新鮮でした!友情の描き方が丁寧で、時々ケンカしても結局支え合う姿に涙が出そうになりました。女性が主役のアクション映画をもっと見たいと思いました。
正直、タイトルからして何も期待せずに観ましたが、予想を裏切られる面白さ!ユーモアもたっぷりで、思わず笑ってしまうシーンがたくさんありました。続編があれば絶対観たいです。
独特なテーマとキャラクター設定が秀逸です。特に、普通の生活に潜む小さなドラマをアクションと絡めて描く手法が素晴らしい。観終わった後にもう一度観たくなる映画です。
まとめ
今回の記事では、映画「ベイビーわるきゅーれ」」ネタバレを解説しました。
映画「ベイビーわるきゅーれ」は、“ファンタスティック映画の新旗手”阪元裕吾監督が脚本も務め、本格的なアクションシーンと、今の時代ならではの若い世代の考え方や価値観を散りばめています。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^
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